dカード GOLD、ドコモ料金の10%還元対象者を縮小、年間利用額200万円以上の特典廃止など変更多数

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ドコモの「dカード GOLD」の会員特典が縮小しているので、2023年入って発表された特典内容の変更についてまとめ。

「持ってるだけ」でドコモ料金の10%還元を廃止

「dカード GOLD」は、ドコモの携帯電話料金の最大10%(1,000円ごとに100pt)が貯まるクレジットカードながら、ドコモの携帯電話料金やドコモ光の料金を支払いしても、通常の買い物で付与される100円ごとに1ポイントの還元は対象外となっていた。(これはDCMX GOLD時代から長らく続いていた仕様)

■ドコモの携帯電話料金の支払いはポイント対象外
ドコモの携帯電話料金の支払いはポイント対象外
掲載元:dカードポイントサービスに関するご注意事項 | dカード

このため、ドコモの携帯電話回線(やドコモ光)を契約しつつも、料金支払いにはドコモ以外のクレジットカードを使う。という人も少なからずいたことが推測される。ある意味、「dカード GOLD」持っているだけでドコモの携帯電話料金の10%がポイント還元されていた。

一方で、ドコモは2024年1月分の利用料金(2月請求分)からこのルールを変更する。

「ドコモの携帯電話料金をdカード GOLD以外で支払い」する人に対するポイント還元を10%→1%へと大幅に減少し、10%還元の対象を「dカード GOLD保有者がdカード GOLDで支払いする場合」に限定する。

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掲載元:ドコモからのお知らせ : 毎月のケータイ料金などに応じてたまるdポイント付与条件の一部改定および【eximo・irumo契約者向け】期間限定dポイント進呈率増額特典終了のご案内 | お知らせ | NTTドコモ

この変更により、これまでは「ドコモの携帯電話料金をdカード GOLDで払う意味が無い」という状態だったのが、「10%還元のためにはdカード GOLDで支払い以外に方法が無い」という状況に変化する。(ユーザーにとっては、10%還元が得られる支払いカードがdカード GOLDに限定されるので、メリットはない。

年間利用額の特典、200万円以上の特典を廃止

ドコモは、クレジットカード「dカード GOLD」の特典内容を2025年分(2023年12月16日〜2024年12月15日が算定期間)を変更する。

■年間利用額関連の特典変更
・年間利用額100万円以上の特典を1.1万円相当→1.0万円相当に減額
・年間利用額200万円以上の特典(2.2万円相当)を廃止
・年間利用額に交通系電子マネーのチャージを含める

「dカード GOLD」の年間ご利用特典は、従来はカタログ形式だった特典の通知を2022年6月分よりハガキでの通知に変更するなど、紙資源(と経費)削減に取り組んでいる模様。

■dカード GOLD 年間ご利用額特典(2022年6月分からハガキに変更)
dカード GOLD 年間ご利用額特典

年間利用金額に基づく特典では、交通系電子マネー(モバイルSuica / PASMOなど)のチャージ利用分も利用金額に含める変更が改善と言えるものの、100万円以上の利用に対する特典は縮小するのが残念。

電話受付はナビダイヤルに

「dカード GOLD」のサポートデスクは、フリーダイヤル(0120)による受付を2023年10月2日で終了し、以降は発信側が料金を負担するナビダイヤルで運用している。

なお、ドコモ回線からは「*9010」宛に発信すると引き続き通話料金が無料になる。

dカード GOLDデスク、フリーダイヤルによる電話受付を終了
ドコモは、「dカード GOLD」のサポートデスクの電話番号について、フリーダイヤル(0120)による受付を廃止し、ナビダイヤル(0570)による受付を行うと案内。 ナビダイヤルの受付開始は2023年8月1日で、フリーダイヤルによる受付は10月2日で終了予定。 なお、ド...

ドコモ回線を契約している場合は、引き続き通話料無料の窓口が残る一方、会員数は1,000万人を超えていることから、運営コストの負担も大きいことが覗える。

dカードのWebサイトは以下にて。
ドコモのクレジットカード | dカード

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