以前スピードテストを行った事があるお店を、ほぼ同じ端末を持って訪れる機会があったので、再度スピードテストを行ってみた。
■検証環境
計測日：2012年11月14日(水)
計測時間：15:15〜15:45
計測PC：MacBook Air 2012年モデル Core i7
計測地点：スターバックスコーヒー 青山一丁目店
計測サーバ：那覇
約4か月前に行ったスピードテストの結果は以下にて。
docomo Wi-Fi／WiMAX／EMOBILE LTE／Xi(b-mobile)のスピードテスト | shimajiro@mobiler
※端末と場所はほとんど同じだけれど、時間帯が違う点には注意。
■検証を行った端末
Xi＆docomo Wi-Fi：BF-01D
au LTE：iPhone 5
EMOBILE LTE：GL04P
WiMAX：WM3600R
■下り通信速度結果
下り通信速度の平均値は以下の結果に。
1位 au LTE iPhone 5／10.77Mpbs
2位 Xi BF-01D(Xi – OCN)／10.54Mbps
3位 WiMAX WM3600R／5.45Mbps
4位 docomo Wi-Fi BF-01D／2.15Mbps
5位 EMOBILE LTE GL04P／1.52Mpbs
1位のau LTEと2位のBF-01Dの差は僅差で、この二つは他の端末よりもかなり良い結果が出ていた。
au LTEが平均で下り10Mbps程度出るのは特に驚く事では無いけれど、最近はユーザ数増加の影響か、以前と比較すると速度が明らかに低下しているXiでも下り平均速度が10Mbpsを超えたのは驚きの結果。
3位のWiMAXは普段通りの結果だけれど、docomo Wi-FiとEMOBILE LTEの通信速度が奮わなかったのは意外。
特に、docomo Wi-Fiについてはバックボーンが固定網になっているにも関わらず、下り平均速度が2Mbps程度となったのはかなり意外な結果。
docomo Wi-FiよりもXiの方が速い。という事はこれまでにも何度かあったけれど、ここまで明確に差が出たのは、初めての事かも。
EMOBILE LTEも、下り通信速度はもっと出る事が多いという印象だったけれど、平日昼のオフィス街という事でユーザ数が多く、通信速度が出にくい。という事があったのかもしれない。
■上り通信速度
上り通信速度の平均値は以下の結果に。
1位 EMOBILE LTE GL04P／3.65Mbps
2位 WiMAX WM3600R／3.48Mbps
3位 Xi BF-01D(Xi – OCN)／3.31Mbps
4位 au LTE iPhone 5／2.63Mbps
5位 docomo Wi-Fi BF-01D／1.74Mbps
下り通信速度では最下位となったEMOBILE LTEのGL04Pが、上り通信速度の平均値ではトップになるという面白い結果に。
WiMAXは上り／下り共そこそこの結果を出していたけれど、気になるのは5位のdocomo Wi-Fiの結果で、固定網に繋がっているにも関わらず、下り／上り共に遅かったのは、公衆無線LANのアクセスポイントからの距離が遠かったり、電波が掴みにくい。という事があったのかも…
※アクセスポイントの位置や、電波の強さは確認しなかったので、この部分は推測になるけれど…
仮にアクセスポイントが離れていたり、一時的にdocomo Wi-Fiのユーザが多く速度が出にくくなった。などの理由があったとしても、docomo Wi-Fiの通信速度は他のサービスと比べて奮わなかった。
というのは事実なので『モバイル回線よりも公衆無線LAN経由の方が速い』とは、一概に言うことは出来ない。という結果になったかなと。
■PING応答速度
PING応答速度の平均値は短い順に以下。
1位 docomo Wi-Fi BF-01D／54ms
2位 EMOBILE LTE GL04P／70ms
3位 au LTE iPhone 5／82ms
4位 Xi BF-01D(Xi – OCN)／91ms
5位 WiMAX WM3600R／118ms
下り＆上りの通信速度は共に奮わなかったけれど、固定網に繋がるdocomo Wi-Fiが一番優秀な結果となり、2位以下は各社のLTEが続き、通信速度では下り／上り共にそこそこだったWiMAXが唯一100ms超えという結果。
下り＆上りの通信速度は意外な結果がいくつかあったけれど、PING応答速度は比較的予想通りというか、順当な結果になったように思う(^ ^;