iPhone 5/iPad mini向けにiOS 6.0.2が公開され、修正内容が『Wi-Fiに影響を与える問題を修正』との事だったので、iPad miniをiOS 6.0.1 ⇒ iOS 6.0.2にアップデートして、スピードテストを行ってみた。
■計測環境
計測日:2012年12月19日(水)
計測時間:14:30〜15:15
計測端末:iPad mini Wi-Fiモデル
計測地点:東京都 新宿区
計測サーバ:Speedtest.net 東京サーバ
■下り通信速度の比較
テストを行ったモバイルWi-Fiルータ3機種(GL04P、BF-01D、WM3600R)のうち、BF-01Dについては、iOSのアップデート後に下り通信速度が改善する事を確認出来た。
[下り平均速度の比較]
端末名 | iOS 6.0.1 | iOS 6.0.2 |
---|---|---|
GL04P | 13.22Mbps | 11.74Mbps |
BF-01D | 4.75Mbps | 8.18Mbps |
WM3600R | 3.55Mbps | 2.75Mbps |
ただ、その他の機種についてはiOSのアップデートによって平均速度はやや落ちており、iOSのアップデートによる改善は見られなかった。
■上り通信速度の比較
[上り平均速度の比較]
端末名 | iOS 6.0.1 | iOS 6.0.2 |
---|---|---|
GL04P | 8.13Mbps | 8.32Mbps |
BF-01D | 0.23Mbps | 0.24Mbps |
WM3600R | 1.01Mbps | 1.09Mbps |
上り通信速度については、各機種微妙に数字が改善してはいるものの、明確に良くなっている。とは言えず、基本的には『変わっていない』と言えそう。
■PING応答速度の比較
[PING応答速度の比較]
端末名 | iOS 6.0.1 | iOS 6.0.2 |
---|---|---|
GL04P | 94 | 95 |
BF-01D | 128 | 135 |
WM3600R | 174 | 141 |
PING応答速度も、iOSのアップデートによる有意な改善は見られなかった。
と言うわけで、今回の検証結果の中では、iOSのアップデートによる改善を実感する事が難しかったけれど、そもそも自分が使っている範囲では、Wi-Fi周りで不具合が発生しているような事が無かった(iPad miniは利用頻度が低いという事もあるけれど…)ので、今回のアップデートでの直接的にはあまり恩恵を受けていないように思う(^ ^;
ただ、iPad miniやiPhone 5がWi-Fi周りで速度が出にくい。というレビューも見てはいたので、そういった問題については、今回のアップデートでの改善を期待できるのかも。