WiMAX対応のモバイルWi-Fiルータ「WM3800R」が発表されたのでスペック比較。
■WM3800R/WM3600R/URoad-SS10スペック比較
型番 | WM3800R | WM3600R | URoad-SS10 |
---|---|---|---|
通信速度 |
下り最大 40Mbps 上り最大 15.4Mbps |
||
WiMAXハイパワー | ○ | ||
クレードル連携 | ○ | × | |
USB接続 | ○ | ||
公衆無線LAN対応 | ○ | × | |
接続可能台数 | 10台 | 12台 | 10台 |
動作時間 |
連続通信:約8時間 休止状態:250時間 連続待受:20時間 |
連続通信:約10時間 休止状態:170時間 連続待受:25時間 |
連続通信:約9時間 休止状態:250時間 連続待受:20時間 |
バッテリ容量 |
3.7V 2,000mAh |
3.7V 2,500mAh |
3.7V 2,260mAh |
WiMAX切断時のWi-Fi停止 | ○ | × | × |
スマホへの充電 | ○ | × | × |
スマホからリモート起動 | ○ | × | × |
ディスプレイ | 有機ELディスプレイ搭載 | ディスプレイ非搭載 | ディスプレイ非搭載 |
サイズ |
幅:89.6mm 奥行き:52mm 高さ:12.8mm |
幅:95mm 奥行き:70mm 高さ:12.8mm |
幅:90mm 奥行き:63mm 高さ:11.8mm |
重量 | 約80g | 約110g | 約86g |
カラー |
ピンク ホワイト ブラック |
シルバー ブラック ピンク |
シルバー ブラック レッド |
1年前に発表されたWM3600Rは、前モデルであるWM3500Rから公衆無線LANへの接続や、WiMAXハイパワーのサポートなど、多数の新機能が追加されたけれど、WM3800RはWM3600Rと比べると目立った新機能の追加が無く、WM3600Rを基本にしつつ、端末サイズをより小型化した上で、スマートフォンへの充電やスマートフォンからのリモート起動など、スマートフォンとの連携が強化された「マイナーバージョンアップ」という印象は否めない。
とはいえ、派手な機能の追加は無いけれど、
・WiMAX回線切断時のWi-Fi停止
・スマートフォンからのリモート起動に対応
・休止状態での待機時間改善(バッテリ容量が小さくなったにも関わらず)
・休止状態からの通信復帰が6秒と高速に
などなど、細かい機能が追加されており、これまでモバイルWi-Fiルータを使っている中で不便に感じたポイントが改善されているので「新製品」として考えると目立つインパクトは感じないものの、前作であるWM3600Rから細かいブラッシュアップが行われた端末と言える。
WM3800Rで目立った新機能の追加が無い。と言うのは少々寂しい気もするけれど、逆に言えば昨年発売されたWM3600RはモバイルWi-Fiルータとして既にある程度完成された製品である事の裏返しとも言えるし、そのWM3600Rがより使い勝手が良く、コンパクトに、さらに使いやすくなった端末と考えれば、WM3600R程のインパクトは無くても、製品としての魅力は十分と言えそう。
WiMAX端末のメーカーとしては、NECアクセステクニカの他に、シンセイコーポレーションも積極的に端末を投入しているので、シンセイコーポレーションも新しい端末の発表があるのか期待したいなと(^ ^)