MSがWindows Mobile向けに提供する、『MarketPlace』の有料最低価格に関する制限が明らかになった。
中長期的に、アプリケーション開発者が利益を得ていくためには、一気にアプリケーションの価格帯が下がってしまう事は望ましくなく、その点では最低価格の制限はアプリケーション開発者にとっても意味のある施策だと思う。(最終的には、ユーザの利益にもつながる)
MarketPlaceは、iPhoneのAppStoreに対して、一言で言えばWindowsMobile版のAppStoreという位置づけにはなるものの、基本的に1アプリ毎に登録料を徴収する点などを考えると、流通するアプリを厳選するという意思が感じられる。
決してプラットフォームの優劣ではなく、自由度という面だけで言えば、
Android Makrket > iPhone AppStore > Windows Mobile MarketPlace
だと思う。(あくまで主観)
自由度が高ければ高いほど、ソフトウェアのラインナップは多くなるだろうけれど、反面、ユーザとしては大量にあるラインナップの中から、有益なアプリとそうでないアプリを選別するコストが発生するわけで、アプリケーション開発者側からすれば、せっかく開発したアプリが埋没してしまうリスクを抱えることになる。
このあたりは数を増やすか、質のよい厳選するアプリケーションのみを揃えるか、プラットフォームを運営する事業者の思惑によって変わってくる部分かな。