多数のコンピュータを接続して大規模な計算処理を行う、グリッドコンピューティングという概念がある。
地球外生命体からの電波を探索するプロジェクト(SETI@home)だったり、暗号の解読(distributed.net)だったりで利用されている。
利用者が寝ていて、充電されている全世界のケータイのリソースを利用して計算処理を行えば、一晩でどれくらいの計算量がこなせるんだろうか。なんて事を考えている。
要は、ケータイ版グリッドコンピューティングという発想。
1台1台の性能としてはPCに及ばないものの、稼働している端末数の多さ、ネットワークへの接続性、ほぼ確実に毎晩充電される点で、魅力的なプラットホームとなるのではないか。
どこぞやの大学の研究プロジェクト+スポンサー企業の連携で、グリッドコンピューティングのプロジェクト参加者の中から、抽選で1名に100万円が当たる!!
というような実験をしてみても面白いかも。
参加者はプログラムをダウンロードすれば、あとは寝ている間に走らせているだけで、抽選対象になるとなればおいしい。ある意味、本人が寝てる間にケータイが勝手に働いてくれるようなものと言える。
一度モバイルグリッドコンピューティングを実現するネットワークを構築すれば、計算量に応じて演算請負みたいな事をしてもビジネスになりそうだし、あるいは広告媒体としての利用も可能性があるかも。
そんな感じでモバイル端末を利用したグリッドコンピューティングが出来たら、面白そうだなぁ。
◆関連リンク◆
グリッド・コンピューティング(Wikipedia)