携帯電話各社が毎月発表している、契約数の発表が現在の毎月から四半期毎に変更になる。という旨の報道があったものの、電気通信事業者協会(TCA)は『検討中ではあるものの決まってはいない』というコメントをしており、月次での発表見直しの可能性はあるものの、現時点では確定事項では無い模様。
携帯電話契約者数の発表に関する記事は以下より。
携帯・PHS契約数の開示は四半期ごとに? TCA「決まっていない」 – ケータイ Watch
TCAでは一部報道に対して「現時点では決まっていない」とコメントする。NTTドコモやソフトバンクモバイルによれば、TCA内の移動電話委員会で議題に挙がってるとのことで、検討が進められているとのこと。なお、近日中に2014年3月末時点、つまり2013年度の実績が発表される見込みで、TCA内の委員会での議論の結果が、そうしたタイミングにあわせて発表される可能性がある。
携帯電話契約者数の毎月の発表は、監督省庁である総務省としては四半期毎の情報開示をリクエストしているものの、毎月の開示については各社の自主的な判断になっており、必ずしも必須とはされていない。
既に、イー・モバイル、ウィルコム、UQコミュニケーションズは毎月の発表から四半期毎の発表に切り替えており、毎月契約者数を発表しているのは、ドコモ、KDDI、SoftBankの大手3社のみとなっているけれど、大手3社についても毎月の発表を取りやめる方向で検討が進められている模様。
毎月の携帯電話契約者数の発表については、その結果を基にして『純増○カ月連続 No.1』など、携帯電話各社のマーケティングの一つとしても用いられていただけに、発表タイミングが毎月から四半期毎に変更となった場合、こういった部分での影響も気になるところ。