OCN モバイル ONE、追加購入した容量の繰り越しに対応/Android向けアプリの提供も開始

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NTTコミュニケーションズが提供するMVNOサービス『OCN モバイル ONE』が、全てのコースで容量追加オプションに対応し、追加した容量を最大で3カ月後の末まで繰り越して利用できるようになるほか、延期されていたAndroid向けのアプリケーションを提供開始することを発表している。

NTTコミュニケーションズのプレスリリースは以下より。

ニュース 2014年6月23日:新機能で「OCN モバイル ONE」がさらに便利かつお得に楽しめる! | NTT Com 企業情報

NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、「OCN モバイル ONE」の「容量追加オプション」を全てのコースに拡張し、追加した容量の繰越しができるようにします。あわせて、高速通信をON/OFFすることで、データ通信容量を節約しお得に利用できる「ターボ機能」の提供、および「OCN モバイルONE アプリ」の提供を2014年6月25日に開始します。

『容量追加オプション』の機能拡張:日次コースでも利用が可能に

OCN モバイル ONEの容量追加オプションは、月次コース(1GB/月、2GB/月)のみ対応となっていたのが、日次コース(50MB/日、80MB/日)などのコースでも利用可能となる。

日次コースでは、容量追加オプション(税別500円/日)の申込によって、当日中は容量使い放題で通信が利用可能となるので、一時的に大量の通信を利用する必要がある場合には便利。利用期限は申込から当日限りと短くなっているものの、容量制限が無い。というのは嬉しい。

利用するSIMカードを追加している場合は、全てのSIMカードが『使い放題』となるほか、ケータイWatchによるとOCN モバイル ONEが実施する通信速度制限の対象外になるとのこと。

「OCN モバイル ONE」の全コースで容量追加機能、繰り越しも – ケータイ Watch

OCN モバイル ONEでは3日間で366MB以上、通信すると速度制限(200kbps)の対象になることがある、とされているが、追加容量購入時は制限の対象外になるとのこと。

欲を言えば『申込から24時間』利用可能であればなお良いのだけれども、それでも『当日中は容量無制限』で利用可能となるメリットは大きく、普段は通信量が多くないので日次コースで利用し、旅行や出張中などで通信量が多くなる場合のみ『容量追加オプション』に申込する。という使い方は使い勝手が良さそう。
※日次コースでの容量追加オプションは最大で6回/月まで申込可能。

また、月次コース(1GB/月、2GB/月)および、速度制限コース(500kbpsコース)では、容量追加オプションで申込した容量を使い切らなかった場合は、追加購入した容量を3カ月後の末日まで自動的に繰り越して利用可能となり、容量追加オプションの使い勝手が改善する。追加容量の繰り越しは自動で適用される。

Android向けのアプリも提供開始

容量追加オプションの拡充に合わせて、当初は4月1日より提供予定となっていたAndroidアプリケーション『OCN モバイル ONE アプリ』がようやく公開される。

同アプリでは、データ通信量の確認、容量追加オプションの申込のほか、高速通信のON/OFFが行える。アプリケーションの利用は無料となっている。
※提供開始は6月25日(水)の午後を予定。

『OCN モバイル ONE』は、いわゆる独立系のMVNOとしてはシェアがトップであることがMM総研のレポートにて報告されている。(2位 IIJ、3位 日本通信、4位 BIGLOBEと続く)

格安SIMなどMVNOのシェアは173万契約、OCNが1位 – ケータイ Watch

MM総研は、2013年度の国内MVNO市場規模をとりまとめた調査レポートを発表した。割安な料金プランで注目されるMVNOのシェアが明らかにされており、独立系サービスでのシェアトップはNTTコミュニケーションズ(OCN)となった。

1,000円/月以下の『格安データ通信回線』として注目を集めたMVNOだけれど、OCN モバイル ONEが複数のコースを提供しているように、実際には多数のサービスが提供されており、MNOキャリアが提供する『音声通話定額』と組み合わせて利用することで、携帯電話&スマートフォンの通信費を下げつつ、通話定額の実現も可能。

通話定額 + MVNOのデータ通信の組み合わせで個人的に期待しているのは、複数のSIMカードの利用に対応した『デュアルSIM端末』の普及で、

(1)音声通話用SIM:ドコモなどMNOの音声通話回線(定額)を利用
(2)データ通信用SIM:MVNOのデータ通信回線を利用

という形で、音声通話とデータ通信で異なるSIMカードを、一つの端末で利用できるようになる。というのも面白いかなと。

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