国際線に就航しているLCC各社のキャンペーン料金に空港使用料や燃油サーチャージが含まれるかどうかのまとめ。
結論から言えば、日本に就航しているLCCの大多数は、広告表示されるキャンペーン運賃に空港使用料&燃油サーチャージが含まれておらず、これらの料金を別途支払する必要がある。
ただし、2016年1月時点では大半のLCCで「燃油サーチャージが不要」となっているため、基本的には「キャンペーン運賃 + 空港使用料」に支払手数料や各種有料オプション(座席指定や預入荷物)を加えた金額が支払総額となる。
※下記表の通り、ジェットスター・ジャパンや春秋航空については燃油サーチャージが別途必要などの例外はある。
LCCのキャンペーン運賃に空港使用料&燃油サーチャージが含まれるかのまとめ
航空会社 | 拠点 | 空港使用料 | 燃油サーチャージ |
---|---|---|---|
Peach | 日本 | 別途必要 | 不要 |
バニラエア | 日本 | 別途必要 | 不要 |
ジェットスター | 日本 | 別途必要 | 別途必要 |
エアアジアX | マレーシア | コミコミ | 不要 |
セブ・パシフィック航空 | フィリピン | コミコミ | 不要 |
春秋航空 | 中国 | 別途必要 | 別途必要 |
Scoot | シンガポール | 別途必要 | 不要 |
タイガーエア台湾 | 台湾 | 別途必要 | 不要 |
Vエア | 台湾 | 別途必要 | 不要 |
香港エクスプレス | 香港 | 別途必要 | 不要 |
※ジェットスターは2016年4月1日以降の搭乗分で燃油サーチャージが無料
※各社のWebサイトを日本語表記した場合について記載。
※各社の日本発着路線について記載。
例外として、マレーシアを拠点とするエアアジアや、フィリピンのセブ・パシフィック航空についてはキャンペーン時の運賃に空港使用料が込みになっているので、キャンペーン価格として掲載される運賃以外に必要な費用が少なくなる。
エアアジアのキャンペーン価格の例は以下。
■エアアジア:日本 → 東南アジアが14,900円の広告
■新千歳 → クアラルンプール:空港使用料がコミで14,900円
燃油サーチャージが設定されていることが多い大手航空会社と比べると、LCC各社の場合は「航空運賃と支払総額の違い」はそれほど大きくはならず、基本的にはキャンペーン運賃に空港使用料(と各種有料オプション)を合計した金額が総支払額になる。
そんなわけで、多少乱暴にまとめるとキャンペーン運賃が安くても支払総額がそれほど安くならない(運賃以外に必要な金額が大きい)のがジェットスターおよび春秋航空で、キャンペーン運賃が支払総額とほぼ同額になる(有料オプションを無視する)のが、エアアジアXとセブ・パシフィック航空ということになる。