WiMAX端末の設置位置を変えてスピードテスト:50cmの移動でも明らかな差が出た

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昨年9月の引越し前と比べて、引越し後の家ではWiMAXの通信速度が低下してしまったので、どうにかして通信速度を改善することができないか?と思ってWiMAX端末の設置場所を変えて通信速度をチェックしてみたところ、わずか50cm程度の範囲で端末の位置を移動させただけでも、通信速度に明らかな差が出たので、通信速度比較をまとめてみた。

■窓側から近い順に、A、B、Cそれぞれの地点に端末(URoad-Home)を設置してテスト

■こんな感じで計測

端末の設置箇所をA、B、Cと変更しながら通信速度を計測。

A〜Cの距離は約50cm程度と近い距離ながらも、実際にテストをしてみたら通信速度にかなり大きな違いが出た。

■下り通信速度

下り通信速度は速い順に、
A > C > B
となった。

最も通信速度が速かったA地点では平均して5Mbpsを超える速度だったけれど、設置場所を僅か数十cm動かしただけで大きく通信速度が変わる。というのが、今回の検証で得られた一番大きな結果。

設置した場所によって明らかに速度が違う事がわかったのだけれど、一番速度が遅かったのはB地点だったので、単純に『窓から近ければ速い』という事でも無かったのは意外だった。

■上り通信速度

上り通信速度は速い順に、
A ≒ C > B
となり、傾向としては下りの通信速度と同じでB地点の測定結果が一番遅い結果に。
一番速度が出ていなかったB地点と、A、C地点では通信速度が2倍近く異なる結果に。

■PING応答時間

今回の検証では、PING応答速時間は大きな差が出なかった。

今回の検証で得られた結果としては以下の二点。
(1)WiMAX端末の設置位置は微妙に変更しただけでも、通信速度が大きく変わる。
(2)必ずしも窓側に近ければ近いほど通信速度が速くなるとは限らない。

そんなわけで、『WiMAXの通信速度が思いのほか遅い』と思っている方は、一度端末の設置位置を色々と試してみると、通信速度が速いポイントが見つかるかも(^ ^)

■検証結果(生データ)

回数 URoad-Home
(A地点に設置)
URoad-Home
(B地点に設置)
URoad-Home
(C地点に設置)
Ping
(ms)
下り速度
(Mbps)

上り速度
(Mbps)
Ping
(ms)
下り速度
(Mbps)

上り速度
(Mbps)
Ping
(ms)
下り速度
(Mbps)

上り速度
(Mbps)
1 101 5.21 2.41 103 1.43 0.80 99 3.31 2.26
2 103 5.32 1.75 110 1.33 0.44 84 3.14 1.99
3 101 5.44 1.76 117 1.37 0.35 106 3.27 1.85
4 106 5.31 1.75 126 1.2 0.56 106 3.35 1.32
5 97 5.03 1.55 103 1.32 1.06 100 3.22 1.69
集計
最高速 97 5.44 2.41 103 1.43 1.06 84 3.35 2.26
最低速 106 5.03 1.55 126 1.2 0.35 106 3.14 1.32
平均値 101.6 5.26 1.84 111.8 1.33 0.64 99.0 3.26 1.82
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