PCでのデータ通信カード市場をほぼ独占状態にあるウィルコムに対して、HSDPAで3.6Mbpsの高速通信を格安価格で発表したイー・モバイル。
発表したWindowsMobile搭載端末、EM・ONEの注目度もあって、注目度は高い。
しかしながら、既に基地局開設計画の変更を申し出る(ケータイWatch)など、エリア拡大やユーザサポートの面なので、新キャリアとしての手腕を問われることになる。
サービスの発表会では
『全くの新規キャリアならではの強みを活かしたサービスを提供していく』
と語っていたイー・モバイルの千本氏。
その光景を思い浮かべると、かつて圧倒的な料金設定で、サービス開始前は期待のADSLサービスNo.1だったヤフーBBが、後に開通の遅れやサポート対応の不備などを理由に、ワーストNo.1に選ばれる結果になってしまった記憶が蘇った。
期待されている分、その期待を裏切った場合の反動も大きいことを、忘れてはならない。