Safariがコンテンツに合わせるのか、コンテンツがSafariに合わせるのか
というエントリが興味深い。
ブログやニュースサイトはGoogle Readerで見られるし、Yahoo!JapanもYahoo.comもSafariに対応したサイト作りをしている。ブログだってメジャーどころのWordpressやMovableTypeもSafariに最適化したプラグインを提供している。SafariがPCサイトをストレスなく見られるようになるよりも先に、コンテンツがSafariに対応しちゃっている。
確かにiPhone向けのGoogleやYahoo!JAPANは、PC向けのそれよりも使いやすい。
しかし、恐らくユーザー数はSafariより多いであろうケータイフルブラウザに向けて特別なページを用意しなかったYahoo!JAPANが、iPhoneに向けた専用コンテンツを用意したことは、ソフトバンクモバイルが同グループ内の企業だから仕方なく…ではなくて、iPhoneにはそれだけの力があるという事ではないだろうか。
ソフトバンクグループである事が、多少なりともYahoo!のiPhone対応を行った背景にあるとしても、GoogleはやはりプラットフォームとしてのSafariに投資をしたということだろう。
何が言いたいかと言えば、コンテンツ側がデバイスにあわせたサイト作りは今後ある程度進む可能性はあるんだけれど、ある程度の汎用性があったり(ケータイ向け)、強烈に使いやすかったり(Safari)、何らかの理由が無ければなかなか進む事は無いだろうと。
そして大局的には、ある程度どんなデバイスで使っても使いやすいデザインがメインで、プラスして特定のデバイスに特化したコンテンツが準備されると言う事になると思う。
それはそうとして、僕がiPodtouchを使ってブラウジングをする場合は純粋な『PCサイト』よりも、iPhone向けのGoogleReaderやYahoo!JAPANなどを見ているケースの方がわけで、そうするとiPhoneで見ているのは『(PCで言う)インターネット』というよりも『Safari向けコンテンツ』という方が正確な気がした。