各キャリアの主要データ通信サービスをまとめてみた。

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イー・モバイルのHSPA+対応サービスが8月から開始される事で、より一層複雑になった、モバイルデータ通信サービスをまとめてみた。
※全てのサービス・プランを網羅しているわけではなく、主観に基づく主要キャリアの主要サービスのみの点は悪しからず。

■比較その1(通信速度、エリア)

提供キャリア 料金プラン名 通信速度
最大(下り)
通信速度
最大(上り)
エリア
イー・モバイル データプラン21
など
21.6Mbps 11.5Mbps HSPA+対応エリアのみ。
それ以外は下り最大7.2Mbps
UQ WiMAX UQ Flat 40Mbps 10Mbps 東名阪の一部エリアのみ。
エリア内の地域でも屋内では通信が厳しい。
docomo 定額データプラン 7.2Mbps 5.7Mbps 人口カバー率100%。
WILLCOM WILLCOM CORE 3G 7.2Mbps 384kbps docomo回線と同等
(MVNOのため)
WILLCOM 新つなぎ放題 204kbps 204Kbps 首都圏であれば地下鉄でも利用可能。

■比較その2(対応端末、月額料金、その他)

提供キャリア 現時点での対応端末 月額料金 その他
イー・モバイル D31HWのみ 5,980円 新にねんでの契約時
UQ WiMAX

データ通信カード
PC内蔵型など複数
4,480円 1ヶ月以内の解約は
3,000円ほどの解除手数料
docomo L-05Aなど複数
(端末により対応速度が異なる)
1,000円
~5,985円
料金は『定額データ スタンダード割』加入時。
プロバイダ料金は別途発生。
T-01Aなどのスマートフォンも対応。
WILLCOM HX003ZTなど 0円~5,985円 プロバイダ料金は別途発生
(月945円)
WILLCOM AX420Nなど 980円
(端末代込)
『smile!×mobile!』
キャンペーン対象端末のみを想定

簡単にまとめると、
通信速度のスペック的には新しく開始されるイー・モバイルのHSPA+サービスと、UQ WiMAXが抜きん出ているものの、往々にしてスペック値での通信が出来ることは無いわけで、現行サービスでも既に通信速度の低下が指摘されている中、実行速度がどのぐらいなのか?は興味深い。

UQ WiMAXに関しては、『みんなでつくるUQ WiMAXマップ』で報告があるように、エリア内であっても、屋内施設で利用できないケースが非常に多いが、通信可能エリアでは快適な通信環境を提供してくれている。
通信速度が快適なだけに、屋内施設でも使える場所が広がれば…。

docomoの『定額データプラン』は、下り最大7.2Mpbsのエリアを人口カバー率100%の広いエリアで提供しており、速度的にも比較的安定しているが、一部アプリケーションに対するポート制限をかけており、若干不自由な部分もある。

WILLCOM CORE 3Gは、上記のdocomoの回線をMVNOで提供するサービス。
docomoと同じく、下り最大7.2Mbpsで人口カバー率100%がウリだったが、個人向けサービス開始直後に、プロバイダとなる『PRIN』がボトルネックになって通信速度が遅い。という状況が発生していた(7月15日に改善されたという報告あり)
8月末までは、契約事務手数料・月額料金・PRIN代が全部無料というキャンペーン期間中なので、気になる方は要チェック。

通信速度的には見劣りするものの、かつてW-ZERO3などW-SIMジャケット端末を使っていたユーザにおすすめしたいのが、WILLCOMの『smile!×mobile!』キャンペーン。
一言で言えば、『GWキャンペーン』そのものなんだけど、引き続き延長されており、W-SIM端末もキャンペーン対象端末のため、前回の期間中に契約するタイミングを逃してしまった方には引き続きオススメしたい。

で、結局のところ何を選ぶのがいいの?
という点については、やはり使う方の運用スキルだったり、利用する端末だったり、エリアだったりに大きく左右されるところなので、一言では言い切れない部分が多いけれど、『PCのデータ通信用に使う』という事に限定した上で、他の人に勧めやすいという点ではエリア面と速度の安定度の面でdocomoかなぁ…。

とか言いつつ、自分はdocomoよりもWILLCOM CORE 3Gを本命に考えていたりする(^ ^)

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