ポケゲーの認定取り消しでEMAとポケゲーが揉めてる?

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エイチエムシステムズ(の社長Blog)と、サイトの認定を行うEMAの間で主張が対立している。

まずはニュース記事の紹介から。

EMA、携帯サイト「ポケゲー」のコミュニティサイト認定を取消(ケータイWatch)

 モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)は7月6日、携帯向けのコミュニティサイトを対象とした「コミュニティサイト運用管理体制認定制度」において、エイチエムシステムズが運営する「ポケゲー」の認定を取り消したと発表した。

 「コミュニティサイト運用管理体制認定制度」は、民間主導で携帯向けサイトの健全化を図るため、一定の審査基準を設けて、適合したサイトを認定する制度。2008年7月より導入され、これまで「GREE」「mixi」「魔法のiらんど」「モバゲータウン」「ニコニコ動画モバイル」などが認定されている。NTTドコモやauなど携帯電話キャリアが提供するフィルタリングサービスでは、通常コミュニティサイトが閲覧できないよう制限対象となるが、認定サイトであれば制限対象から外れ、閲覧できる。

 EMAでは、「ポケゲー」の運用体制が基準を満たしていないとして、7月6日付けで認定を一時停止した。サイト規模の増大に運用監視体制が追いついていないことが理由とされていたが、今回、認定基準のうちサイトパトロール(監視・問い合わせ・通報対応)の実施やサイトパトロール要因の教育研修・ノウハウ共有制度において、対応が不十分として、認定が取り消された。

 EMAでは「人力に頼る部分があり、今後サイト規模が大きくなると対応できなくなるため、システム面で対応できる体制が必要と指摘してきた。しかし改善される時期が見えないと判断し、認定を取り消すこととなった」と説明している。一方、エイチエムシステムズでは、「担当者が不在のため、コメントできない」としている。

ちょっと長いけど全文引用した。

『認定取消』となった理由について、より詳細な点が公表されているEMAのプレスリリースをによると、認定取消の理由は以下。

「ポケゲー」モバイルサイトの認定取消について

本認定基準における不適合項目
「ポケゲー」モバイルサイトを以下の2項目において不適合と判定し、認定取消としました。

項目名
目視・システム抽出等によるサイトパトロール(監視と問合せ・通報対応)の実施

満たすべき水準
ユーザー(会員・非会員)による投稿等サイト内で公開される情報について、常時、目視・システム抽出確認等を実施し、規約違反投稿等について必要な対応(削除、注意・警告、経過確認等)を行っていること。また、ユーザー(会員・非会員)による問合せ・通報についての対応も常時、実施していること。

不適合となった理由
当該サイトの運営者が実施すべき監視対応が不十分であるため。

項目名
サイトパトロール要員教育研修及びノウハウ共有制度の実施

満たすべき水準
事業者は、サイトパトロールに関与するサイトパトロール要員全員に対し、当初研修、及び定期研修を実施しており、サイトパトロール最高責任者はサイトパトロール主任者の習得レベルを把握していること。また、サイトパトロール担当者向けに対応(削除、注意・警告、経過確認等)基準・マニュアル等を整備しており、ユーザーからの問合せ・通報対応の結果や監視内容について、事例として適切にフィードバック・共有していること。

不適合となった理由
サイトパトロール担当者が実施する監視対応、ペナルティの適用が不十分であるため。(一部修飾、改行位置を変更)

正直なところ、EMA側の取消理由が妥当なのかどうなのか、部外者である僕には判断する事が出来ないけれども、EMAによる認定取消はイコール、フィルタリング契約者向けにサービスが提供できない事を意味するので、特に未成年向けの展開を重視しているSNSにとっては、文字通り死活問題。

2008年初頭、国が手動でフィルタリングの導入が決定された直後、モバゲーの南場社長は至るところでモバゲーの健全性をアピールし、アダルトサイトや自殺サイトと同列の『有害』サイトとして指定される事に猛烈に反発していた。
で、そのような経緯があって、モバイルコンテンツを審査する『EMA』という機関が生まれ、『健全なサイト』かどうかを同機関が審査する運びとなった。
結果として『モバゲータウン』は『健全サイト』として、フィルタリング加入者でもアクセスが出来るサイトになっている。(もちろん、その過程で行われたサイトの監視強化、援助交際等の防止策については忘れてはならないだろうけど)

繰り返しになってしまうけど、『ポケゲー』の監視体制が本当にEMAの基準に沿っていないのか、認定済みの他社と比べてどうなのか、本当の所は僕にはわからない。
だけれども、EMAによる『認定取消』は、PCの世界で言う『Google八分』に匹敵するインパクトがあるわけで、認定の取消を巡って今回のようなゴタゴタが起きないように、誰もが納得できる明確な理由とその説明が求められるだろう。
#結局、企業と利害が対立してしまうので難しい。というそもそも論は認識しつつ。

大げさに言ってしまえば、日本のモバイルコミュニティの未来は、EMAが生殺与奪を握っているといっても、過言ではないかもしれない。