通常のハンドセット端末で、『アクセスポイントモード』を搭載している端末が、このタイミングで増加する事は予想していなかったけれど、docomo夏モデルのF-06B、N-04B、N-08Bの3機種がアクセスポイントモードに対応している事で、『ケータイ』で使うアクセスポイントモードを使うのかどうか、自分の利用シーンで考えてみた。
結論:利用頻度は多くなさそうだけど『あったら助かる』
理由は以下。
ケータイそのものをアクセスポイントモードにして使うよりも、別途、専用のモバイルWi-Fiルータ端末そのものを利用して使い分けた方が、使い勝手&コストパフォーマンスが良さそう。
⇒実機を触ったわけではないので断言は出来ないけれど、ケータイでアクセスポイントモードを利用している際は、恐らく端末の他の機能の利用が出来なかったりという事があると思うので。
■料金面
ケータイを『アクセスポイントモード』で通信させた場合、
パケ・ホーダイダブルのiモード通信の上限金額4,410円に、
128K専用APへの接続:+1,500円
速度制限なしのAPへの接続:+5985円(6月1日~の想定)
が追加で発生するわけで、128K専用APの料金を支払うなら、もう少し金額を上乗せしてb-mobile SIM U300を別途契約していつでも使える方が良いし、速度制限無しのAPへの接続なら、別途docomoの『定額データプラン』を契約して、ケータイを使いながら別の回線でルーターを使った方が、同時に複数の端末を利用出来るので効率が良い。
■アクセスポイントモードにしながら操作出来る機能の制限
細かい部分は実機で確認しないとなんだけれど、ケータイをアクセスポイントモードで動作させながら、iモード通信は(たぶん)出来ない気がするので、
『ケータイをアクセスポイントモードでバックグラウンド通信させながら、Googleマップ(iモード通信)で現在地の確認』
みたいな事は出来ない気がしている。
2010.5.24 追記
F-06Bの実機を触った方のエントリに、アクセスポイントモード実行時の動作について記載されていた。
予想通り、アクセスポイントモード実行中は殆どの機能の利用が制限されるとのこと。
防水スライドヨコモーションの「F-06B」内覧会で触ってきた – カイ士伝
無線LANアクセスポイントモードで利用中は、端末を他のことに使うことはできず、アクセスポイントのみとしてしか使えない。これはまあ仕方ないところかなあ。携帯もデータ通信も両方同時に使いたい、という人はデータ端末を別途持った方がいいですね。なお、電話の着信はアクセスポイントモード中でも使えます。
■もしもの時は便利
と、ここまで専用のモバイルWi-Fiルータがあった方が良い。と言っておきながら、
『ケータイ1台でWiFiルーターになる』
という面の利便性はあるので、モバイルWi-Fiルータの電池が切れた場合の代替だったり、そもそもモバイルWi-Fiルータを所有してないケースを考えれば、『あったら有難い』機能ではある。
…と、言う事で、F-04Bを買ったばっかりなのに、F-06Bが欲しくなった自分を抑えてみる(^ ^)