香港でSIMロックフリーなiPhone 4の販売が開始されたので、国内版との仕様&価格の違いをカンタンにまとめてみた。
国内版(SoftBank版) | 香港版(SIMロックフリー) | |||
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容量 | 16GB | 32GB | 16GB | 32GB |
本体価格 | 46,080円 | 57,600円 |
HK$ 4,988 (約55,000円) |
HK$ 5,888 (約66,000円) |
販売店 | SoftBank Online Shopなど | AppStore(香港)など | ||
デザリング | 非対応 | 対応 | ||
SIMロック | 有(SoftBankのみ利用可能) | 無 |
ざっくり言うと、SIMロックがかかっていて、デザリングがサポートされていないのが国内版iPhone 4。で、SIMロックフリーな香港版はデザリングもサポートされている。
個人的には予想していたよりも、SIMロックフリー版のiPhone 4の販売価格が安いなー。と感じたし、SIMロックフリー版と国内版の価格差がこの程度であれば、SIMロックフリー版が欲しい。
*実際にはWi-Fiルータ経由が多くて、3G網で通信する機会は少なそうな見込みではあるけど…(^ ^;
SIMロックフリー版がこのぐらいの価格であれば、同じようにSIMロックフリー版欲しい!というようなユーザも多そう。
そこで1点気になったのが、iPhone 4の技適マークの件。
これについては、7月上旬に香港に渡った方のレポートが掲載されていた。
なお、店員が使っているSIMロックフリー版のiPhone 4を見せてもらったが、テザリング機能のメニューもあり、また日本向けの技適マーク表示も確認出来た。つまり日本での利用には法的な問題はない。香港でも7月になればiPhoneが正規販売されるので、おそらく価格はしばらくすれば落ち着くだろう。技適マークが付いているのであれば、日本に持ち帰って堂々と使う事ができるのだから、何も焦って高い買い物をする必要はない。
SIMロックフリー版のiPhone 4で、デザリングメニュー&技適マークが確認できたとのこと。
さらに、記事は以下のように続いている…。
なんてことをTwitterに投稿したら、さっそくb-mobileの日本通信で働く某氏からメールが。どうやら本当に技適マークが表示されているのであれば、マイクロSIM版のb-mobile SIMの販売を検討したい、ということらしい。実際に販売されるかどうかは判らないが、少なくとも“検討”はされているようなので、SIMフリー版のiPhone 4を狙っている人は注目しておくといいだろう。
これらの情報を総合すると、香港で販売されているSIMロックフリー版のiPhone 4の在庫が潤沢になったら、国内の業者が販売 + 日本通信あたりがmicro SIMの提供。という事もありえるのかもしれない。
あるいはdocomoとか。
定額データプランへのdocomo端末以外からの接続が開放されたり、持込端末でバリュープラン契約が可能になるかも、というような動きがあって、これらはiPhone 4用micro SIM販売のための準備と考えられなくも無い。
*但し、両方ともdocomoからオフィシャルに何かしらのコメントがあるわけではないけれど。
ただ、SIMロックフリー版のiPhone 4の香港内での販売はとりあえず『一人二台まで』なので、仮に国内販売をするとしたら在庫確保が問題かなぁ(^ ^;
最後に気になったのが、故障時などの修理がどうなる?の点。
香港で販売されているiPhone 4の修理などについて、国内のAppleのカスタマーサポートに問い合わせてみたところ、テクニカルサポートおよび、修理については、
『国内で販売されているソフトバンク版と全く同じサポートが受けられる』
との事。
これだけ条件が揃えば、SIMロック版を買う理由ってあんまり無いかもー。