SoftBankのプリペイドケータイサービス『プリモバイル』にて、契約から1年以内のMNP転出または解約については、現在無料となっている契約解除料を9,975円に設定する事が明らかになった。解除料金の発生は4/4(金)以降の契約が対象となる。
■プリモバイルサービスの改訂内容まとめ
・4/4以降のプリモバイル契約で解除料金が発生する
・MNP転出しない場合は、契約を解約せずに放置しておけば、解除料金が発生しない
・契約から1年経過後のMNP転出/解約については解除料金が発生しない
純粋な解約手続きを行わなくても一定期間経過後に自動的に解約になり、その場合は解除料は発生しないので、基本的には『契約から1年以内にMNP転出した場合』が解除料の発生対象になると考えて良さそう。
ケータイWatchによる記事は以下。
ソフトバンクの「プリモバイル」、1年以内のMNPには解除料が必要 – ケータイ Watch
今回の解約金設定に関する経緯をケータイWatchの記事から引用。
さまざまな要因が考えられるが、電話番号をそのままに他社携帯電話サービスに移行できるMNP制度が関係しているようだ。
MNP制度を利用して他社に乗り換えると、ショップなどで大幅な割引きが受けられる場合がある。一旦プリモバイルを契約してからMNPを利用することで、より安価に新しい端末が入手できることがあるというわけだ。ソフトバンクでは、解約急増の要因について断定的ではないものの、「他社の施策によってMNP制度を利用した解約が増えていると推測される」と話している。MNPの制度上、プリペイドサービスだけMNPを禁止するといった措置は取れないため、今回のように契約解除料を設定することになったようだ。
プリモバイルのMNP転出については、以前はプリモバイルへのチャージすら不要だったけれど、その後チャージを行っていない回線についてはMNP転出が出来ないようになって、今回さらに契約から1年以内の解除/MNP転出については9,975円の解除料が設定された。
プリモバイルからのMNPについては、現在既に3,000円の通話料チャージと、MNP転出手数料の2,100円が必要になっているし、MNPでの転入を優遇して機種代や月額料金の割引を大きくするのはSoftBank以外のキャリアがコストを負担する形となるので、SoftBankとしては『MNP転出をされたくないわけでもない』という考え方も出来るのかなと思っていたけれど、そうでも無かったみたい。