米国の通信キャリアAT&Tが販売しているiPhoneについて、端末代の支払を終え、料金の未納などなどが無い場合については、iPhoneのSIMロックを解除する方針に変更する事が発表されている。
TechCrunch JAPANによるニュース記事は以下より。
AT&T、解約済みiPhoneをロック解除へ
もちろん、それにはいくつか条件がある。第一に、何よりも、そのデバイスは完全に契約解除されていて、利用者のアカウント状態が健全であること ― つまり料金の未払いや利用停止されたことがないこと。さらにAT&Tは、利用者が同社との契約に嫌気がさして早期解約して違約金を払った場合や、助成金なしに一括払いで購入した場合にもロックを解除する。やるじゃないかAT&T。本当によくやった。
iPhone 4Sの本体代の割引の原資が回収できていない状態でSIMロック解除をしないのは理解できるけれど、ユーザが本体代を問題なく満額払った場合について、SIMロックを解除する対応というのは妥当かなと思う。
国内でiPhone 4Sを販売しているau、SoftBankが追従する事は(少なくともすぐには)無さそうではあるけれど、『端末代の支払を終えたら、SIMロック解除可能』というのはユーザ/キャリアにとって妥当な落としどころかと思う。
というのも、現在日本で販売されているiPhone 4Sの端末代は、MNPで一括0円で入手できる場合を除いて、基本的にはSIMロックフリーのiPhoneとそう大きく差があるわけではないので、『端末代が大きく変わらないのに、SIMロック解除は対応できない』という点において、国内版のiPhoneについては端末代が高いと思っている。
なので、国内版のiPhoneについては
・SIMロック解除非対応のままで端末代を値下げ
・端末代は現状のままでSIMロック解除
のどちらかが実現すると良いなぁ…とか思っていたり。まぁ、たぶん難しいだろうけれど。