クアラルンプール用のモバイルWi-Fiルータのレンタルを利用したのでレビュー

スポンサーリンク
本Blogのエントリには、アフィリエイト広告が含まれています。

今回のクアラルンプール旅行では、テレコムスクエアさんのご厚意でモバイルWi-Fiルータを無償レンタルをしていただく事ができたので、実際に使用した上でのレビュー。

■滞在したのはマレーシア クアラルンプール
2012 06 24 21 54 26
※クアラルンプールのシンボル ペトロナスツインタワー

マレーシアは1,200円/1日 ローミングのパケット定額利用より60%安い

まずは料金について。今回はレビュー用にご厚意で無料でお借りする事ができたけれど、モバイルWi-Fiルータをレンタルした場合、マレーシアでの通常料金は、1,200円/日となっている。

ケータイキャリアの海外パケット定額の最大2,980円/日と比較すると、約60%程度安い計算になる上、仮にモバイルWi-Fiルータを持っていなかった場合、モバイルWi-Fiルータの端末ごとレンタルする事ができるのは便利。

仮に、3泊4日の利用だとすると、
・テレコムスクエアのレンタルの場合:1,200円 * 4 = 4,800円
・海外ローミングで通信した場合:2,980円 * 4 = 11,920円
4日間で7,000円以上の金額差となる。

また、テレコムスクエアのサービスは、レンタルサービスの中では唯一空港での受取手数料が無料なので、その点も料金的には有り難い(^ ^)

テレコムスクエアのモバイルWi-Fiルータのレンタル料金は、国・エリア毎に異なっており、安い国としては韓国、中国、台湾、香港ではそれぞれ760円/日とかなり安い料金設定になっているので、これらの国に渡航する場合は特に要チェック。

韓国・中国・台湾・香港向けのサービス内容については以下ページにて。
株式会社テレコムスクエア モバイルWi-Fiルーターレンタル「Wi-Ho!」韓国・中国・台湾・香港1日760円

今回レンタルしたセット

■端末などはテレコムスクエアオリジナルのケース(割とカッコイイ)に入ってる
2012 06 22 20 37 36

■モバイルWi-Fiルータ端末&eneloopのUSBモバイルブースターをレンタル
2012 06 22 20 38 57
モバイルWi-Fiルータ本体の他、電源プラグの変換アダプタが付いてくるので、現地で充電ができない!なんて間抜けな事が無いので安心(^ ^)

eneloopのUSBモバイルブースターはオプションとして210円/日でレンタルできる。

端末はZTE MF30

お借りしたルータ本体は、ZTEのMFで、日本通信が『b-mobile WiFi』として販売していた端末とベースは中身は同じもの。

今回使用した端末は中国語で表示がされていたので、中国語表記される部分については、マニュアルを読んでおいたけれど、どうせなら日本語表記のものの方が安心ではあるので、この辺は今後の改善を希望したいところ。

現地空港着陸後すぐに通信可能!

現地空港に到着して、モバイルWi-Fiルータの電源を入れれば、APNなどなどの設定不要で、端末のシールに印字されているSSIDを探して、パスワードを入力すれば、自動的に通信が可能になるので、現地で余計な事を考える手間がないのは嬉しい(^ ^)

また、SSIDとパスワードは端末にシールとして貼付されているので、迷う事がまず無いのも安心できるポイント。

■着陸後、ターミナルに移動するまでの間に通信が使える!
2012 06 23 06 13 50

海外ローミングを使えば、タイミング的には同じタイミングで利用する事が可能にはなるけれど、海外ローミングを使わずに、現地でプリペイドSIMを契約する場合は、プリペイドSIMを入手して設定が完了するまでの間は通信が使えない事になるので『空港に着いてすぐ』使えるのはレンタルサービスの心強いポイントで、『着陸なう!』とか『クアラルンプールナウ!』というツイートをいち早くSNSに投稿する事ができる。
※到着時は早朝だったので、反応があまり無かったのは寂しかったけれど…(^ ^;

エリアについて:全域で3G通信が可能だった

今回お借りしたモバイルWi-Fiルータには、DiGiのSIMカードがささっており、滞在中に移動した全ての区間で3Gでの通信が可能だった。

[利用したエリア]
・クアラルンプール国際空港(LCCT)
・Shangri-Laホテル周辺
・ブキットビンタン駅周辺
・Batu Cave周辺
・Low Yat Plaza周辺
・KLセントラル駅周辺

DiGiのエリア詳細については、DiGiのサイトにて公開されている。
DiGi Internet

通信速度について

Speedtest.netなどのスピードテストは行っていないものの、モバイルでのTwitter利用、現地情報のWebサイトの閲覧、メール送受信、GoogleMapの利用などで、速度不足を感じる事は無く、快適な通信速度を得る事ができた。

但し、iPhone 4SでFaceTimeを使ってみたところ、音声部分には問題がないものの、映像については品質が悪い事があったので、ビデオ通話で使うには物足りない事もありそう。SkypeなどのVoIPについては試していないので不明だけれど、3G回線でも十分使える事を他の国では体験しているし、今回もFaceTimeの音声部分では普通にやりとりができたので、SkypeなどのVoIPサービスも問題無く使えると思う。

宿泊したホテルの無線LANの速度が快適だったという事もあって、ホテル内ではモバイルWi-Fiルータ経由での通信はほとんど行わなかったけれど、PCでバリバリ作業をするので無ければ、必要十分な速度が出ていたとも言える。
※そもそも、旅行先にPCを持って行って現地で作業をするのはマイナーかなぁ(^ ^;

バッテリーの持続時間は4時間〜5時間程度

端末単体で使用した場合のバッテリーの持続時間は4〜5時間程度なので、1日中使うには少々物足りない。
代わりに、eneloopのUSBモバイルブースターをオプションで付ける事が可能なので、eneloopなどの予備バッテリを持っていない方はレンタルするという手もあり。

最長で10時間ぐらい連続稼働をさせてみたけれど、eneloopのバッテリで充電しながら使うと、両方のバッテリが空になる事は無かった。

但し、本体側(MF30)のバッテリが空っぽの状態から、eneloopのUSBモバイルブースター経由では充電に失敗したので、eneloopと組み合わせて使う場合、本体側のバッテリが空になる前に、eneloop経由で充電するのがベター。

レンタル端末のSIMカードの着脱は厳禁

レンタルをした後に気づいた(それまで勘違いをしていた)のだけれど、テレコムスクエアのサービスでは、レンタルした端末のSIMカードの着脱については厳禁という事で、実際に端末のバッテリを取り外すと『開封厳禁』というシールが貼られていた。

■SIMカード:開封厳禁のシールが張られている
2012 06 22 20 39 55

レンタルした端末からSIMカードが取り外せないので、例えば端末のバッテリが切れた場合に、別の端末に差し替えて使う、あるいは、もともと自分が持っているSIMフリーの端末に、レンタルした端末からSIMカードを抜いて使う。という使い方ができない点は、やや不便と言えば不便。

モバイルWi-Fiルータの端末をレンタルした場合は、SIMカードの抜き差しが厳禁だけれど、SIMカードだけをレンタルする『モバイルデータ用SIMカードレンタルサービス』も提供されており、こちらは各自が所有しているSIMロックフリー端末にSIMカードを差し込んで利用する事が可能。

『モバイルデータ用SIMカードレンタルサービス』については以下より。
データ通信カード、海外用モバイルデータ通信レンタルサービスならテレコムスクエア

但し、そもそもモバイルWi-Fiルータのレンタルサービスを利用するユーザを考えると、自分でSIMロックフリーの端末を持っていない事が多いような気はするので、そういう意味では大きな不便はないのかも。と思ったり(^ ^;

まとめ

今回初めてモバイルWi-Fiルータのレンタルをしてみて感じたのは、とにかく『カンタン』に利用ができるという事。

海外の通信手段で一番簡単という意味では、docomo、KDDI、SoftBankなど各社が提供する海外パケット定額サービスを利用するのがてっとり早いけれど、料金的には最大で2,980円/日の料金が発生するので、定額ではあるものの、料金的にはそれほど安いものではない。

反対に、安さを極めると『海外で現地SIMを購入&契約する』という方法に辿り付くのだけれど、これはこれで結構面倒で、

・現地の周波数に対応したSIMロックフリー端末を用意する
・現地で契約するキャリアを決める
・現地でSIMカードが入手できるお店を調べる
・契約するプランを調べる(店員がやってくれる事もある)
・購入したSIMカードをアクティベーションする(店員がやってくれる事もある)
・端末にAPNなどの設定を行う(端末によっては自動で設定が可能)

という手間があって、慣れるまではハードルが高いし、国や地域によっては開通まで時間がかかったりする事もままある(今回入手したSIMカードでも実際にあった)ので、そのあたりを事前に調べたりするのは、何度か海外で現地SIMカードを購入&契約した今でも、それなりに手間がかかる作業だし、手間と言えば手間ではある。(楽しんでるけど)

モバイルWi-Fiルータのレンタルは、上記の手間を一切省いて端末&通信可能なSIMカードをレンタルする事ができるので、『現地でSIMカードを購入する事自体が楽しめる』ようなモバイル好き(または物好き)以外にとっては、モバイルWi-Fiルータのレンタルサービスの利用は非常にコストパフォーマンスが高く、ローミングでの海外パケット定額よりもコストを抑えて通信できる、有力な代替手段と思う。

テレコムスクエアのルーターレンタル申込などは以下より。
海外用定額制モバイルデータ通信

掲載している内容は公開時点の情報です。Webサイトやサービスの内容変更などにより、情報が古くなっている場合もありますので、ご注意ください。
スポンサーリンク

運営者をフォローする