昨年夏のオーストラリア旅行の際に、GL04P + 現地プリペイドSIM(Telstra)の組み合わせで成功しているので、再度の確認という事になるけれど、EMOBILE LTE対応のモバイルWi-Fiルータ、GL01P/GL02P/GL04Pの3機種を使って、台湾で購入したプリペイドSIM(中華電信)での接続に成功したので設定方法などのまとめ。
2012年夏に確認した、オーストラリアでのGL04P + Telstraの組み合わせについては以下エントリにて。
GL04PはSIMロックフリー!オーストラリア現地SIMでの通信に成功 | shimajiro@mobiler
■確認した環境
SIM:台湾の中華電信のSIMカード(音声&データ通信利用が可能なプリペイドSIM)
端末:EMOBILE LTE GL01P/GL02P/GL04P
まずは接続に成功した際の画像をご紹介。
■GL01P + 中華電信のSIM
■GL02P + 中華電信のSIM
■GL04P + 中華電信のSIM
結論から言うと、GL01P/GL02P/GL04Pの全ての端末で、問題無く現地の中華電信のプリペイドSIMとの組み合わせで、通信を行う事が出来た(^ ^)
現地SIMでの接続するのための手順としては、
(1)モバイルWi-Fiルータ上でAPNを新規作成する
(2)設定したAPNを接続先として選択する
というだけではあるけれど、慣れていないといろいろと落とし穴があるので、改めて設定方法のご紹介。
- モバイルWi-Fiルータ上でAPNを新規作成する
- 設定したAPNを接続先として選択する
- GL04Pの場合は『国際ローミング』を有効にする必要がある
モバイルWi-Fiルータに接続した状態の端末から、モバイルWi-Fiルータにログインを行い、
設定 > WAN設定 > プロファイル設定
(GL04Pの場合)
より、APNを新規に作成する。
[APNを新規に作成]
※中華電信のAPNは”internet”なので、APNをinternetに設定する。
この時解りにくいのが『プロファイルリスト』には既存のAPN(画像の場合はem.std)が選択された状態で、新規にAPN情報を入力して『保存』を実行するというフロー。
『プロファイルリスト』に『新規作成』などの項目が無いけれど、プロファイル名を変更すると、APNが新規作成の扱いになり、APNが新規に作成される。
モバイルWi-Fiルータにログインを行い、
設定 > WAN設定 > 接続モード設定
(GL04Pの場合)
より、先ほど作成したAPN(プロファイル)を接続先として選択する。
[プロファイルリストから先ほど作成したAPNを選択]
(1)で、APNを正しい情報で新規作成しても、接続先は変更されないので、(2)の手順を忘れずに行う必要がある。
APN(プロファイル)が正しく設定完了していない場合は、端末上に『Fail to Connect』(接続失敗)と表示される。
[APNを新規作成しても、接続先として選択しないと接続に失敗]
もう1点注意すべき点として、GL04Pでは国際ローミング設定を有効にしないと、設定内容に問題が無くても、現地SIMで通信する事が出来なかった。
[国際ローミング設定を有効にする]
※この表示が確認できたのはGL04Pだけだけれど、GL01P/GL02Pでも同様の表示がされたら、国際ローミング設定を友好にする必要があると思われる。
と言うわけで、基本的にはカンタンな設定を行えば現地SIMで利用が可能になるイー・モバイル端末だけれど、APN(プロファイル)の作成方法や、新規作成後の選択方法が少々解りづらい部分があるのかなという事で、改めて紹介した次第。
イー・モバイル端末は、docomoように『有料でSIMロック解除』なのではなく、端末購入時からSIMフリー端末として利用する事が可能なので、国内のキャリアから販売されている端末の中では、最も簡単にSIMフリー端末として利用する事が可能。
イー・モバイル オンラインストアでの契約は以下より。
イー・モバイル オンラインストア(EMOBILE ONLINE)