L-03Eが発売開始された直後ではあるけれど、ドコモの2013春モデルとして『HW-02E』が発表されたので、L-03Eとのスペック比較をまとめてみた。
■HW-02E/L-03Eスペック比較
機種名 | HW-02E | L-03E |
---|---|---|
メーカー | Huawei | LG電子 |
発売時期 | 2013年3月 | 2013年1月 |
公衆無線LANへの接続 |
対応 ※docomo Wi-Fi自動ログイン非対応 |
対応 ※docomo Wi-Fi自動ログイン非対応 |
無線LAN方式 | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
同時最大接続数 | 10台 | 10台 |
USBモデムとしての利用 |
○ (Mac OS対応) |
○ (Mac OS非対応) |
固定回線のAPとして利用 | 非対応 | 非対応 |
最大通信速度 |
[Xi] 下り:112.5Mbps 上り:37.5Mbps [FOMA] 下り:14.4Mbps 上り:5.7Mpbs |
[Xi] 下り:100Mbps 上り:37.5Mbps [FOMA] 下り:14.4Mbps 上り:5.7Mpbs |
サイズ (縦、横、厚) |
90mm 56mm 13.9mm |
90mm 60mm 19.5mm |
重量 | 約103g | 約145g |
連続待受時間 |
Xi:260時間 FOMA:440時間 |
Xi:460時間 FOMA:540時間 |
電池容量 | 1,780mAh | 3,600mAh |
連続通信時間 |
5時間 (Xi接続時) 5時間 (FOMA接続時) |
12時間 (Xi接続時) 13時間 (FOMA接続時) |
内蔵メモリ | なし | なし |
その他 |
GSM対応 電源OFFから5秒起動 |
1.8インチカラーディスプレイ ジョグキーによる操作が可能 GSM対応。 モバイルチャージャー機能によりスマートフォンなどへの充電が可能。 |
HW-02Eの最大の特徴は『下り最大112.5Mbpsに対応』している点で、下り最大112.5Mbps対応端末は、2013年春モデルの中でHW-01E/HW-03Eの2機種だけとなっており、国内で販売されるモバイルWi-Fiルータが対応する速度(理論値)では最速となる。
ただ、Xiの『下り最大112.5Mbps』で通信が可能なエリアは極めて限定されており、
2012年11月:全国10都市の一部で対応開始
2013年3月:全国22都市の一部で対応予定
2013年6月:全国50都市の一部で対応予定
となっており、Xi対応エリアの全てで下り最大112.5Mbpsでの通信は出来ない点には注意が必要。
その他、HW-02Eの特長としては『電源OFFから5秒で起動』という点があげられる。
HW-02Eは搭載しているバッテリの容量が1,780mAhとL-03Eと比較して小さく、連続通信時間も半分以下となっているけれど、『通信しない場合は電源OFF』にしていても、電源投入から起動までが5秒と早いため『必要になったタイミングで電源を入れて利用する。』という使い方を、ストレス無く実現する事が可能。
また、非常に地味な点ではあるけれど、USB接続時にモデムとして通信する事が可能となっているのはHW-02E/L-03Eに共通だけれど、L-03EはMacではUSB接続で利用する事が出来ず、この点はMacでも利用可能なHW-02Eが便利と言える。
※ソフトウェアのアップデートなどで、L-03Eでも利用が可能になる事を是非お願いしたい。というのがL-03E利用者としては願い…(^ ^;
HW-02Eは、連続通信時間などのスペックでは発売済みのL-03Eに劣るものの、L-03Eよりも約40g軽量になっている点や、カラーバリエーションがモバイルWi-Fiルータとしては珍しく3色用意され、パッケージも本体カラーに合わせてカラーが変わっているなど、L-03Eが『ハイエンド志向』なモバイルWi-Fiルータとすれば、L-03Eとは異なるユーザ層を狙った製品となっているように思う。