L-03E ファーストインプレッション

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1/19(土)に発売日購入したXi対応のモバイルWi-Fiルータ『L-03E』のファーストインプレッションをレビュー。

■購入したL-03E
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  1. 連続通信時間の延長によって、使い勝手が大きく改善
  2. L-03Eで一番嬉しいのは、Xi対応のモバイルWi-Fiルータとしては初めて、標準バッテリで連続通信時間が12時間を越えている事。

    端末発表時は8時間だったXi接続時の連続通信時間が、発売時には12時間まで延長されて発売されており、実際に使ってみても『バッテリの心配無く丸1日使える』ようになったのは、Xi対応のモバイルWi-Fiルータとしては初めてで、WiMAXやEMOBILE LTE対応のモバイルWi-Fiルータと比べて、連続通信時間の部分で劣っていた従来のXi対応のモバイルWi-Fiルータと比べて、格段に使い勝手が改善した。

    『1日電源をONにしっぱなしでもバッテリが切れない』のは、基本的にモバイルWi-Fiルータの電源ONにしっぱなしで使える事になるので、従来のXi対応モバイルWi-Fiルータで必要だった『必要な時に電源をONにする』使い方と比べると、電源ON/OFFの操作が不要になる&通信確立までの待ち時間が無くなるという点で、使い勝手が大きく改善される。

    L-03Eの連続通信時間12時間(Xi接続時)は、『バッテリが長持ちで便利』という事に留まらず、少々大げさではあるけれど、従来のXi対応モバイルWi-Fiルータの使い方を一変する事が可能になる。

  3. 意外と気にならない端末の厚さ
  4. L-03EとL-04Dのサイズを比較すると以下。

    ■L-03EとL-04Dのサイズ比較

    端末 L-03E L-04D
    サイズ 90mm
    60mm
    19.5mm
    90mm
    62mm
    12.6~12.9mm

    数字的には、L-03EはL-04Dの高さ・幅はほぼそのままで、バッテリが物理的に大きくなった分だけ、厚みが増したサイズとなっているけれど、実際に使ってみるとそれほど厚みを感じる事が無い。

    これは、L-03Eの背面は前面よりも約1cm幅が短くなっており、端末を手に持った時に角張る感じがしないのと、背面の幅が短くなっている分、端末を手に持った時のグリップ感がシッカリしている。という事が理由と思う。

    ■L-03Eの端末背面
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    背面は直方体ではなく、緩やかに傾斜がついており、それほど大きさを感じない&グリップ感が良い。

    L-04Dも、L-03Eと同じように緩やかに傾斜がつけられていたけれど、L-04Dはもともと端末サイズがコンパクトになっていたので気にならなかったけれど、端末が分厚くなったL-03Eでは、この傾斜がついている事によって使い勝手が改善している。

  5. Xiトライバンド対応が嬉しい
  6. L-03Eが対応しているXiの周波数は、基本となる2.1GHz帯の他に、下り最大100Mbpsで利用が可能(一部端末では112.5Mbps)な1.5GHzと、一部エリアで使われている800MHzと、Xiの3つの周波数に対応している。

    都内で使う分には、2.1GHz帯以外の周波数に繋がる事は極めて稀ではあるけれど、1.5GHz帯を使った下り最大100Mbps(一部端末では112.5Mbps)対応のサービスは2013年3月時点での22都市 ⇒ 2013年6月には50都市以上に拡大する予定となっているので、徐々に広がる下り最大100Mbps対応エリア内で快適に使う事が期待できそう(^ ^)

    ■Xi下り最大100Mbpsエリアの拡大予定
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    2013年春モデル発表会にて発表された、Xi下り最大100Mbpsエリアの拡大予定。

    L-03Eでは、接続中の周波数などを表示する事が出来ないのは少々残念ではあるけれど、対応している電波の面での不安が無いのは安心。

  7. 同梱の専用ケーブルでモバイルチャージャーとしても利用可能
  8. L-03Eでは、同梱の専用ケーブルを使用して、別のスマートフォン端末などへ『充電』する事が可能になっている。
    ※同じような機能を搭載したモバイルWi-Fiルータとしては、NECアクセステクニカ製のMR01LNなどが発売されている。

    個人的にはあまり無いケースだけれど、モバイルWi-Fiルータのバッテリが残っていてスマートフォン側のバッテリが空になってしまった。
    という場合でも、L-03Eからスマートフォンなどを充電する事が出来るのは『いざという時』には心強い機能ではある。

    ■L-03EからiPhone 5を充電
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    同梱されている専用ケーブルを利用して、USB経由での充電が可能。

  9. ディスプレイでの通信量表示が便利
  10. L-03EはL-04Dと同様にディスプレイ上での通信量表示に対応しており、通信量がリアルタイムに表示されるので、Xiの通信量制限(3GB/月や7GB/月)にどの程度で到達するのか?が、視覚的にわかりやすくなっている。

    ■端末ディスプレイで通信量を表示
    0124_L-03E_2.jpg

    Xiの通信量は『Xiデータプランにねん』などで利用可能な7GB/月のほか、3GB/月までの通信量で料金が割安な『Xiデータプランライト』も提供開始されており、『Xiデータプラン ライトにねん』を契約し『Xiデータプラン ライト割』キャンペーンを適用させた場合は、3GB/月までの通信が3,980円/月で利用可能になる。

    Xiデータプラン ライト割については以下のページにて。
    キャンペーン・イベント情報 : Xiデータプラン ライト割 | NTTドコモ

    ドコモのデータ通信向けのキャンペーンとしては、昨年より『プラスXi割』が提供されているけれど『Xiデータプラン ライト割』は、データ通信回線のみの契約(音声回線の契約なし)でも適用可能なキャンペーンのため、『プラスXi割』よりも適用のためのハードルが低くなっている。

  11. 公衆無線LANはdocomo Wi-Fi自動接続非対応なのが残念
  12. L-03Eは、NTTドコモ向けのLG電子製のモバイルWi-Fiルータとしては初めて、公衆無線LANへの接続に対応しているけれど、残念ながらdocomo Wi-Fiエリア内での自動ログインには非対応となっている。

    具体的な挙動としては、docomo Wi-Fi対応エリア内で自動的に接続が切り替わるのではなく、ID/PWを入力済みであっても、一度docomo Wi-Fiへのログインページが表示された後、ログインボタンを押すことが必要になるのが、エリア内では自動的にログインが可能なBF-01D/BF-01Bと比べると不便に感じる。
    ※ちなみに、HW-02EについてもL-03Eと同様の仕様になっている事を確認済み。

    ■docomo Wi-Fiにログインするためのページ
    0124_L-03E_3.jpg

    BF-01D/BF-01Bでは、ID/PWの設定を行っておくと、エリア内では『自動的に』docomo Wi-Fiに切り替えて接続が可能なので、この点はBF-01D/BF-01Bの方が使い勝手が良い。

  13. USB接続してのモデム利用は便利/Mac非対応なのは少々残念…
  14. L-03EはXi対応のモバイルWi-Fiルータとしては初めて、USB接続してのモデム利用に対応したモデルとなっており、モバイルWi-Fiルータが利用禁止/通信が安定しないという時には頼りになるし、対応している周波数帯が広い事とあわせて使い勝手が良いのだけれど、残念なのはMacには非対応となっている点(^ ^;

    個人的にはMacBook Airを使う機会が多いので、USB接続機能については是非ともMac対応をお願いしたいところ。

    NTTドコモのデータ通信端末は、USBタイプのデータ通信カードであるL-02C/L-03DもOS X Mountain Lionへの対応に時間がかかるなど、Mac OSへの対応については少々後回しになっている印象が拭えない。

  15. ジョグキー操作で各種情報が確認可能/操作性はイマイチ
  16. L-03Eは本体に搭載されたジョグキーによって、

    ・PIN解除コードの入力
    ・各種設定の変更
    ・設定されている無線LANのSSID/PW表示
    ・無線LANのON/OFF操作

    など、各種操作が可能になっており、利便性は高いものの、肝心のジョグキーの操作についてはイマイチで、ジョグキーの操作は慣れが必要。

    特に、初期設定では一定時間通信が無いと、無線LANがOFFになる仕様となっており、必然的に無線LANをONにする操作(ジョグキーを下方向に長押し)を行う事が多いのだけれど、どうしてもこの操作が『ジョグキーをまっすぐ長押し』に判定されてしまう事が多いのはストレス。

    ジョグキーの操作は、ジョグキーを垂直方向に押し込まずに『上下左右にずらす』操作にすると、目的通りの操作をする事が可能なので、ジョグキーの操作に困っている方はお試しあれ。

L-03E個人的には『Xi対応のモバイルWi-Fiルータの大本命』として非常に期待値が高かっただけに、実際に使い始めてみて細かな部分が少々気にはなっているけれど、従来のXi対応のモバイルWi-Fiルータと比べると、連続通信時間の大幅な長時間化、ディスプレイ搭載によって通信状態やバッテリ残量がわかりやすくなっている点、USB接続への対応(Mac非対応なのは残念だけど…)などなど、総合的な満足度はかなり高い端末と言える。

Xi対応のモバイルWi-Fiルータとしては、2013年春モデルで『HW-02E』が発表されたけれど、HW-02Eの最大の売りである『下り最大112.5Mpbs』の対応をそれほど重視しないのであれば、引き続きL-03Eが本命と言っても差し支え無いと思う。

L-03Eは端末価格も総額で18,000円以下(定価)となっており、端末価格も非常に安くなっているので、L-09CやL-04Dを使用中の方には、Xi対応のモバイルWi-Fiルータの本命として、是非オススメしたい一台。

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