Xiの下り最大100Mbps(112.5Mbpsに拡大予定)サービスにも使われている、1.5GHz帯(Band 21)が新宿の東側エリア、新宿御苑や四谷近辺で利用可能となっていた。
※都内では『下り最大100Mbps』は現時点では利用できず、2014年4月以降にサービス開始の予定となっている。
■四谷四丁目交差点
■新宿御苑入口(四谷側)
■新宿御苑入口(新宿側)
■新宿二丁目交差点
■新宿三丁目交差点
■新宿三丁目:フレンテ新宿三丁目内
それぞれの場所でシッカリと通信が可能か?などは確認しておらず、とりあえず電波が入る事を確認した。という程度ではあるけれど、GALAXY Note 2の周波数を1.5GHz(Band 21)固定にして徒歩で移動しながら調査したところ、エリア的には思っていたよりもかなり広い範囲で1.5GHz帯の電波を受信することができた。
都内では、Xiの下り最大75Mbpsエリアが広がっている事は日々実感しているものの、その結果として通信速度が十分快適になっているか?と言われると、少々物足りないと感じる部分はあるので、現在Xiのメインとなっている2.1GHz帯での下り最大75Mbps対応以外に、別の周波数帯が利用可能なエリアを広げていく。という方法での改善にも期待したいところ。
NTTドコモでは、1.7GHz帯(Band 3)を利用した下り最大150Mbpsのサービスを2013年度内に開始する予定である事を発表しており、こちらは東名阪地域でも利用可能となっているので、都内では1.5GHz帯(Band 21)の下り最大100Mbpsよりも早く利用が可能になる見込みで、Xiユーザが利用する周波数が分散する事によって、既存ユーザを含めた通信速度の改善に期待。
関連エントリ:NTTドコモ:Xiの通信速度を2013年度中に下り最大150Mbpsへ高速化予定 | shimajiro@mobiler
現時点で発表されている、Xiの通信速度改善に関するスケジュールは以下。
(1)2.1GHz帯(Band 1)の下り最大75Mbpsエリアの拡大
⇒順次エリア拡大中。
※2013年6月末までに基地局数 10,000局対応予定。
(2)1.7GHz帯(Band 3)を利用した下り最大150Mbpsサービス
⇒2013年度内に提供開始予定。
※全国で利用可能になる可能性あり
(3)1.5GHz帯(Band 21)を利用した下り最大100Mbpsサービス
⇒全国の一部都市でサービス開始(順次拡大中)
⇒2014年4月以降、東名阪でも提供開始予定。
このうち、都内のXiの通信速度に与えるインパクトが大きそうなのは(2)と(3)で、この二つがちょうど2013年度後半からの予定となっているので、2013年度の終わり頃から、都内のXiの通信環境が改善していく事に期待できそう。(当然、それぞれの周波数がカバーするエリア次第ではあるけれど…。)
NTTドコモのXiはまもなく契約数1,000万を超える、国内で最も契約数の多いLTEサービスであり、利用者が多ければ多いほど通信速度が出にくくなるのは仕方ないけれど、都内では他社のLTEサービスの方が、通信が快適な事が多くなっているので、ユーザとしては今後の巻き返しに期待したいところ。