スターフライヤーが関空 ⇔ 福岡に参入することを記念して、同路線が1,000円/片道になる激安セールを開催することを予告している。
スターフライヤーの関空 ⇔ 福岡線の就航記念キャンペーンは以下より。
航空会社スターフライヤー(SFJ)公式サイト/関西-福岡線 就航記念キャンペーン
■運賃表(10月1日 〜 10月26日分)
運賃種別 | 購入期限 | 販売価格(片道) |
---|---|---|
STAR LIMITED | 期間限定 | 1,000円 |
STAR 28 | 28日前 | 4,500円 〜 6,000円 |
Star 7 | 7日前 | 6,500円 〜 9,000円 |
Star 1 | 1日前 | 7,500円 〜 12,500円 |
往復割引き | 設定なし | 12,000円 |
就航記念運賃の『STAR LIMITED』の1,000円/片道の販売開始タイミングと搭乗期間は以下より。
■STAR LIMITEDの対象期間&販売開始タイミング
10月1日 〜 10月8日分:8月1日(木) 13:00より販売開始
10月9日 〜 10月15日分:8月9日(金) 13:00より販売開始
10月16日 〜 10月26日分:8月16日(金) 13:00より販売開始
※『STAR LIMITED』以外の運賃は、2ヶ月前の同一日の9:30より販売開始。
就航記念に販売される『STAR LIMITED』の1,000円/片道の料金が激安で目を引くけれど、それ以外でも7日前までの購入で適用可能な『STAR 7』でも6,500円 〜 9,000円などの価格は、既存の航空会社や新幹線などとのアクセスと比較して、価格競争力があるように思う。
スターフライヤーの関空 ⇔ 福岡便と、LCCのサービス内容&支払手数料などを比較すると以下。
スターフライヤー&LCCの関空 ⇔ 福岡便の比較
項目 | スターフライヤー | Peach | ジェットスター |
---|---|---|---|
便数 | 4往復/日 | 5往復/日 | 1往復/日 |
関空ターミナル | 第1ターミナル | 第2ターミナル | 第1ターミナル |
福岡ターミナル | 第2ターミナル | 第1ターミナル | 第1ターミナル |
支払手数料 | 無料 |
カード:315円/片道 コンビニ:420円/片道 |
300円/片道 |
座席指定料 | 無料 | 250円 〜1,260円/片道 | 250円 〜 850円 |
受託手荷物 | 無料(20kgまで) | 1,000円/1個 | 1,000円/15kg |
チェックイン締切 | 出発20分前 | 出発30分前 | 出発30分前 |
座席ピッチ | 91cm | 狭い | 狭い |
マイレージ | あり | なし | カンタス航空のマイルに積算可能 |
欠航時の振替 | あり | なし | 原則なし |
基本となる運賃は割安に設置されているLCCだけれど、支払手数料、座席指定料、受託手荷物が有料となっており、これらの有料オプションを申込した場合、フルサービスエアライン(FSA)であるスターフライヤーと比べて、支払総額はあまり安く無い。
スターフライヤーの福岡 ⇔ 関空便の価格設定については、LCCで特徴的な座席指定や受託手荷物の追加支払いが不要となっているので、航空運賃から全体の支払金額がわかりやすい。という点は大きなメリットだし、航空券を購入する側としては安心感がある。
その他、関空で利用するターミナルは第1ターミナル、福岡空港は第2ターミナルとなっており、LCCが利用するターミナルよりもターミナルが近い。というメリットがあることが、スターフライヤーのWebサイトでアピールされている。
福岡空港についてはターミナル間を徒歩で移動可能な距離だけれど、関空については第2ターミナルと第1ターミナル間をバスで数分間移動する必要があり、仮に鉄道で関空第1ターミナル駅から乗り換える場合、乗り換えのロスを含めて計算すると、第1ターミナルは約20分ぐらい『近い』と言えるのではと思う。
※個人的には、大阪市内から関空の第2ターミナルに移動する場合は基本的にバス移動の方が好み。
そんなわけで、LCCの最低料金ほどの『安さ』を求めずに『そこそこのサービス内容を割安価格で購入できればok』という考えの場合は、スターフライヤーの価格設定は非常に適合度が高いのではと思う。
関空 ⇔ 福岡のアクセスは、LCCだけでなく、新幹線を巻き込んだサービス競争が行われているので、健全な競争環境が続くと嬉しいなと(^ ^)