大阪駅などの大阪の中心部が、Xiの下り最大150Mbps対応エリア(Band 3)となっていることが確認できた。
Xiの下り最大150Mbps対応サービスは、Xiの1.7GHz帯(Band 3)を使ってサービスが提供されており、現時点でドコモから発売されている端末はiPhone 5s/5cとなる。
※iPhone 5s/5cは端末の仕様上、下り最大100Mbpsまでの対応となる。
Xiの下り最大150Mbps対応サービスは、7月からは神奈川県の一部エリアで、9月には大阪・京都の一部エリアにて試験運用が開始され、10月から商用サービスが提供開始の予定。
下り最大150Mbps対応ネットワークについては、正式な提供開始日は特にアナウンスされていないけれど、大阪市内では既に複数のエリアで提供が開始されていることが確認できた。
今回、エリアチェック用に使った端末は、EMOBILE LTEに対応した『GL06P』で、ネットワーク(周波数設定)を『LTEのみ』に設定した上で、docomoのSIMカードを挿した状態で対応済みエリアを探してみた。
今回の滞在で発見したエリアは以下。
■大阪駅中央南口
■グランフロント大阪(地下入口)
■グランフロント大阪(au OSAKA前)
■グランフロント大阪(docomo OSAKA前)
■恵美須町駅近くのの飲食店
■阿部野橋駅付近
■道頓堀付近
大阪駅などのターミナル駅や、道頓堀などの繁華街がエリア化されていることから、利用者が集中する地点を中心に、Xiの下り最大150Mbps対応エリアが拡大されているものと思われる。
東京都内では、Xiの下り最大150Mbps対応エリアはあまり耳にしないので、大阪付近では既にエリア化され、対応端末ではサービスが利用可能となっているのは羨ましい限り。
ドコモでは、下り最大150Mbps対応エリアの拡大について、
・2013年内に山手線全域でサービス開始
・2013年度末までに500局で対応
・2014年度末までに2,000局で対応
という今後のロードマップを明らかにしており、今後も利用者の集中するエリアを中心にしてエリアが拡大していくものと思われる。
※現時点で首都圏より関西圏が先行している理由は不明。
ドコモの下り最大150Mbps対応エリアの拡大については、ITmediaの記事にて会見の内容が紹介されている。
全都道府県で100Mbps超え:広さ×速さの“クアッドバンドLTE”で快適なネットワークを目指すドコモ – ITmedia Mobile
1.7GHz帯はこれまで3G用に運用していたが、20MHz幅を使った下り最大150Mbpsのサービスを、東名阪を中心に開始している(対応機種はこれから発売される)。「1.7GHzでは基地局の4キャリア(20MHz幅)すべてをLTEに対応させる工程を進めている。9月20日から順次、東名阪の大きなエリアから150Mbpsサービスを提供する」と徳広氏は説明する。さらに、2013年内に山手線全域で150Mbpsに対応し、150Mbps対応基地局は2013年度末に500局、2014年度末には2000局に増設する見通しだ。
■追記
その後開催された発表会の内容などを含めて考えると、2013年内は山手線全域ではなく『山手線全駅』での対応になると思われる>下り最大150Mbps対応エリア