『バニラ・エア』が台湾のIPアドレスからのアクセスを遮断してFacebook炎上

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11月1日(金)より就航記念セールを開始した『バニラ・エア』が、台湾のIPアドレスからのアクセスを遮断したとして、多数の台湾ユーザがFacebookに怒りのコメントを投稿する、いわゆる『炎上』状態が発生している。

バニラ・エアのFacebookページは以下より。
バニラ・エア – Facebook

Webサーバへの繋がりにくさを謝罪するFacebookの投稿に、台湾のユーザから多数怒りのコメントが投稿されている。

バニラ・エアは11月1日(金)より航空券を販売開始したものの、台湾発の航空券については販売を行っておらず、この点について、Webサイトなどで事前に告知はされていなかった。

バニラ・エアでは、航空券の販売開始直後からサーバが繋がりにくい状態が発生していただけでなく、実際には台湾発の航空券が販売されていない。ということを台湾の利用者が知ることができたのは、航空券の販売開始直前の話なので、これはユーザにしてみれば酷な話と思う。

バニラ・エアのサーバが繋がりにくい状態は深夜になっても改善することなく継続しており、その間に台湾のIPアドレスからのアクセス遮断を行った模様で、このアクセス遮断がユーザの怒りの火に油を注ぐ結果となってしまっている。
(台湾のIPアドレスからのアクセスを遮断していることは特に発表されていないけれど、バニラ・エアのFacebookへの現地ユーザの投稿で把握できる)

台湾からのアクセスを遮断しているのは『台湾からのアクセスが非常に多かった』ことが理由であると考えられるけれど、アクセスが多かったのはそれだけ台湾のユーザのニーズが大きかった。ということの裏返し。

本来は、台湾ユーザの期待に応えるべきバニラ・エアが、

・台湾発の航空券の販売を行わないことと、それを販売開始直前に告知したこと
・航空券の発売開始後、台湾のIPアドレスからのアクセスを遮断していること

この二つの対応によって、台湾のユーザの怒りを爆発させてしまったように思う。

一般のユーザとしては、台湾発の航空券が販売されないことは発売の直前まで知る由も無かったし、その上で一方的にアクセスが遮断されたら、かなりネガティブな印象を持たざるを得ない。個人的には、IPアドレスを元にした一方的なアクセス遮断は『台湾の人は客ではない』と言われているような印象を受けるので、イメージ的には強烈なマイナスイメージを抱くことになりそう。

バニラ・エアの記者会見に参加した『月刊エアライン編集部』のツイートによると、バニラ・エアは『台湾からのアクセスが予想以上に多かった』という旨を説明しているけれど、本来は台湾の人々の期待に応えるべくシステムを準備すべきところを、台湾発の航空券の販売を行わないだけでなく、一方的にアクセスを遮断してしまったことで、ユーザの怒りを増幅させてしまう、最悪の結果が発生したように思う。