バニラ・エア 台湾から航空券が購入できない理由を『事業認可が下りていないため』と説明

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11月1日(金)より航空券を発売している『バニラ・エア』は、台湾発の航空券が購入できないことについて、11月2日(土)付けでWebサイトにて『台湾での事業認可が下りていないため』と説明している。

バニラ・エアの公式サイトでの説明は以下。

台湾発のご予約について/ Booking from Taiwan | 【公式】バニラエア – Vanilla Air

現在、バニラエアは台湾での事業認可が下りていないため、台湾において弊社ウェブサイトから航空券を販売することができません。現在11月下旬に認可取得の予定です。

上記の内容はバニラ・エアのWebサイトで公開されているものの、残念ながら日本語でのみ記載されているため、多くの台湾のユーザにとっては内容を理解することが難しいように思う。サイト全体に関する説明が日本語&英語のみであるのは仕方ないとしても、上記のお詫びぐらいは、台湾のユーザが解る言語に翻訳して掲載した方が良いのでは…という思いは拭えない。

上記の内容で疑問に思うのは、『事業認可が下りていないため』に、台湾からWebサイトにアクセスできないようにしていたのと、台湾発の航空券が購入できないようにする。というのは似ているようで実は異なっている。
※ちなみに、同じく事業認可が下りていないと思われる韓国からのアクセスについては、台湾のようにアクセスの遮断は行っていない。

例えば前者のケースでは、台湾に旅行で滞在中の日本人が、次回の台湾訪問の航空券(日本発)を購入しようとバニラ・エアのWebサイトにアクセスしようとしても、『台湾からサイトへアクセスができない』ために、通常の方法ではバニラ・エアの航空券を購入することができない。
※11月2日(土)10:45現在、台湾からのアクセス禁止は解除されている模様。

後者のケースに関して言うと、『事業認可が下りていないため台湾発の航空券が購入できない』というのは、法律に照らし合わせて適切なのであれば、それについては仕方の無いことなのかなと。(但し、ユーザの心情を考えれば、その点は事前に説明があるべきだった。とは思うけど)

バニラ・エアの説明については『事業認可が下りていない』という事実を元に、『台湾において航空券を購入することができない』と説明しており、一見すると妥当な説明に思えるものの、真意としては『アクセス負荷を下げるために、台湾からのアクセスを遮断した』ことを、法律的な根拠に基づいた対応であるように説明しているように受け取れるので、誠実であるとは思えない。
※台湾のIPアドレスの遮断については特に触れていないので、こちらは『無かった事』にしたい。というのが真意なのかも…。

なお、バニラ・エアでは台湾発の航空券購入について『販売開始時期については決定次第、ウェブサイトで案内する』としている。

バニラ・エアは11月1日(金)の航空券販売開始後、Webサイトが極端に繋がりにくい状況が発生していたのと、事前の告知無く台湾発の航空券が購入できなかったこと、更にその後台湾のIPアドレスからのアクセスを遮断したことで、公式Facebookがいわゆる『炎上』状態になっていた。
関連エントリ:『バニラ・エア』が台湾のIPアドレスからのアクセスを遮断してFacebook炎上 | shimajiro@mobiler

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