Peachの国内線 関空 ⇒ 福岡 MM 157便に搭乗したので搭乗記。
■搭乗した飛行機
便名:MM 157便
定刻:関空発 18:15 / 福岡着 19:30
区間:関西国際空港(KIX) ⇒ 福岡国際空港(FUK)
日付:2014年12月
機材:A320
区分:エコノミー/ハッピーピーチ
■雪の京都から関空へ
京都から関西国際空港へは電車で移動。
滞在していたホテルが四条大宮駅付近だったので、四条大宮 ⇒ 淡路 ⇒ 天下茶屋 ⇒ 関空のルートで関空へ移動。このルートは『京都アクセスきっぷ』のちょうど反対側のルートになるけれど、京都 ⇒ 関空方面への移動では『京都アクセスきっぷ』を使うことができないので、通常運賃(片道1,600円)にて電車移動。所要時間は約2時間。
[追記]
コメント欄にて頂いた情報。
京都方面 ⇒ 関空へのアクセスには『関空アクセスきっぷ』(片道 1,230円)が使えるので、次回機会があったら忘れないようにしたいなと。
関空アクセスきっぷ|お得な乗車券の詳細|阪急電鉄
前日の関空から京都の移動については、悪天候(強風)のため関西国際空港 〜 りんくうタウン間の電車がJR、南海ともに運休となっており、代行運転をしていたバスがかなり混雑していたため、電車での移動を諦めてリムジンバスで京都へと移動。運賃は片道2,550円(大人1名)と、『京都アクセスきっぷ』(1,230円)と比べて約2倍。
■関西国際空港 〜 りんくうタウン間の電車が運休したため混雑する関西国際空港のバス停
関西国際空港第二ターミナルの自動チェックイン機でチェックイン。
関西国際空港の第二ターミナルは、以前はかなり悪かった電波状況が改善されており『Gmailなどで保存されているPeachの予約確認メールを検索する』などは問題無くできるようになっている。
※ただし、ドコモに関して言えば『ターミナル内がきっちりエリア化された』という感じでは無い。
■関西国際空港第二ターミナル:ドコモの電波状況はやや改善
Peachは関空を拠点にしており、首都圏を拠点にしている自分は他のLCCと比べて利用する機会は少ないけれど、この日Peachのフライトを利用して印象的だったのは機内の荷物収納に関するアナウンスと、『機内食のメニューがおいしそう』ということ。
機内の荷物収納に関しては、乗客が機内に搭乗して機内持込荷物を頭上のスペースに収納中に『キャリーケースは縦に収納すると、スペースが有効に使えてスムーズに搭乗が終わって定時出発ができる』という趣旨のアナウンスをしており、乗客に協力を求めつつも定時運行をスムーズに行うための工夫がされていた。
そんなアナウンスを聞きながら思い出したのは、ジェットスター・ジャパンが機内持込荷物を10kg ⇒ 7kgへと減少することに関する質問で『機内持込荷物を減らすことで定時制を確保する』という趣旨のコメントがあったこと。
ジェットスターが定期的に実施している顧客満足度調査の結果、利用者は定時運航を重視している。単通路機で荷物が収納できないということが遅延などにつながるのを緩和する。
ジェットスター・ジャパン鈴木みゆき社長、「利用者は定時運航を重視」 機内持込手荷物制限変更に対して : Traicy
ジェットスター・ジャパンの機内持込荷物の容量縮小を『定時運行を重視』とするのは後付けで、単純にジェットスターグループ内にて機内持込できる荷物の重さを7kgに統一する。という意味合いの方が大きいように思う。
そんなわけで、機内持込する荷物を『収納方法を工夫することでスムーズに搭乗できるようにする』というアプローチをとっているPeachと『乗客に金銭的な負担を伴う形で解決する理由の後付けに、定時制を重視していると説明した』という印象を受けるジェットスターが対照的に感じた。
※ちなみに、Peachは搭乗口の前に体重計(家庭用の)を設置しており、キャリーケースなどを持込する際は荷物の重さを測っており、国内線のLCC各社の中で機内持込荷物の重量チェックを最もキッチリやっているという印象。
■機内食のメニューがおいしそう
『たこ焼き』や『焼肉たむら』とのコラボレーションなど、大阪由来のメニューに限らず『カップラーメン』についても単純に商品パッケージを羅列した写真ではなく、食欲をそそる写真が使われていた。
■カップラーメン
そんなことを考えながら機内食のメニューを見ていると、乗務員が通る通路からは最も遠い窓側の座席に座っていたにも関わらず『ご注文はありますか?』と質問がされた。LCCの機内販売は『注文しようと思ってたら乗務員が通り過ぎてしまった』とか『タイミングを逃してしまった』ということが個人的にはけっこうあるので、『メニューを見てたら声をかけてくれた』というのは個人的には有り難いなと。
Peachは、国内線に就航しているLCCの中で『成功している』とされ、その理由として『成田ではなく関空がベースとなっていること』が強調されることが多いけれど、実際にPeachに搭乗してみると『低コストだけど必要十分なサービス』を行う工夫が随所にされていることが実感できる。