フィリピンのLCC『セブ・パシフィック航空』は、運賃は別に設定していた『燃油サーチャージ』を廃止。燃油サーチャージが廃止されたため支払総額が安くなることに期待したいところだけど、廃止された分の燃油サーチャージは運賃に含まれる形となっているので、残念ながら燃油サーチャージ廃止によって支払総額が従来比で極端に安くなるということは無い。
■セブ・パシフィック航空は燃油サーチャージを廃止
例えば、運賃以外に約5,000円の燃油サーチャージが設定されていた成田 〜 マニラ便については、1月9日(金)時点で片道が約20,000円となっており、片道100円セールなどの際には往復での支払総額が約15,000円となっていたのに比べると非常に割高。
※セール時の価格と非セール時の価格を比較しているのでその点はフェアな比較ではないけれど。
それでも、燃油サーチャージを含めた運賃が検索結果に表示されるようになった。と考えれば、燃油サーチャージの撤廃自体は歓迎すべきかなとは思う。
ただし、直近での原油の値下がりの影響を受けて燃油サーチャージは全体として値下がり傾向になっている上、2015年4月以降の発券分については燃油サーチャージがゼロになる可能性もあるので、そういった流れを加味して考えると、セブ・パシフィック航空の燃油サーチャージ廃止は大きなインパクトがあるものとは言い難いように思う。
セブ・パシフィック航空のWebサイトは以下より。
セブ・パシフィック航空―すべての人々に空の旅をお楽しみいただくために