関空を拠点にするLCC、Peach(ピーチ)が羽田 〜 台北線を2015年夏に開設する方針であると日経新聞が報道している。
関西を中心に運航する格安航空会社(LCC)大手のピーチ・アビエーションは今年夏にも羽田空港へ乗り入れる。国土交通省も認可する方針で、国内のLCCでは初めて羽田空港の国際線枠を使い、台北線を就航する。
Peachは現在、関空 〜 成田に就航しているものの、首都圏から就航している路線は同路線のみ。日経新聞の報道通りに羽田 〜 台北線が開設されれば、同社としては初の首都圏発着の国際線となる。
また、成田 〜 台北にはバニラエア、ScootなどLCCが複数就航しているものの、羽田 〜 台北に就航するLCCは2015年1月時点で存在しないため、就航が実現すれば同路線に就航する初めてのLCCとなる見込み。
Peachでは、羽田 〜 台北線の新規開設に加え、成田空港を関空および那覇に続いて第3の拠点化する方針であり、就航地として成田 〜 新千歳&成田 〜 福岡線を開設する方針とされている。Peachが開設予定とされた両路線には既にLCCが就航済なので、首都圏では知名度がそれほど高く無いPeachが先行している他社に対してどのような競争を仕掛けていくのかは楽しみなところ。
なお、成田空港は2015年4月よりLCC向けに第3ターミナルを開業予定。Peachは第3ターミナルへの移転を発表しておらず、第3ターミナル開業後も引き続き現行の第1ターミナルを利用する可能性が高い。
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