ANA特典航空券で必要マイル数が多く表示される不具合が発生中 – エバー航空・ブリュッセル航空を含む旅程で該当

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ANA提携航空会社特典航空券(スターアライアンス特典航空券)を予約しようと旅程を検討していたところ、必要となるマイル数が本来のマイル数よりも多く表示される不具合が発生していることが確認できたので、不具合の内容と対応方法のまとめ。

不具合の発生が確認できた旅程は以下。以下の旅程では、日本(Zone 1-B)が発着地、目的地がアジア1(Zone 3)となるため、エコノミークラスでの必要マイル数は通常であれば23,000マイルとなるところ、ANAのシステム上では33,000マイルと表示された。

■本来必要となるマイル数は23,000マイル(エコノミークラスの場合)
本来必要となるマイル数は23,000マイル

■全てエコノミークラスで必要マイル数が33,000マイル
全てエコノミークラスでも33,000マイルの表示

本来であれば必要マイル数は23,000マイルのところ、33,000マイルと表示された理由は、往路・復路の何れかがエコノミークラス、もう一方がビジネスクラスとして扱われたためと推測できる。

<クラス混在による必要マイル数>
23,000マイル/2 + 43,000マイル/2 = 33,000マイル

試しに上記と全く同じ旅程で往路をエコノミークラス、復路をビジネスクラスに設定しても必要マイル数は33,000マイルとなり、旅程にビジネスクラスを加えたにも関わらず、必要となるマイル数が変わらなかった。
※空席の都合上、台北→東京を直行便に変更した。

■往路:エコノミークラス/復路:ビジネスクラスでも必要マイル数が33,000マイル
往路:エコノミークラス/復路:ビジネスクラスでも必要マイル数が33,000マイル

上記の二つの旅程でクラス(エコノミー/ビジネス)が異なるにも関わらず、必要となるマイル数が同一であることを不思議に思ったのでANAに問合せてみたところ、(本来は23,000マイルの旅程で)必要マイル数が33,00マイルと表示される理由は、ANAのシステム不具合によるもので、旅程にエバー航空・ブリュッセル航空が含まれる得点航空券を予約しようとした際に発生することがある。とのこと。
※この二つの航空会社の旅程を含む場合に必ず。ということでも無いとのこと。

不具合が発生しているかどうかを見極める方法としては、必要マイル数が本来よりも多くなるかどうかを計算のして確認するほか、特典航空券を予約する際に表示される「特典種別」を確認する方法がある。

「特典種別」は、エコノミークラスであれば「YBP00ST」に、ビジネスクラスであれば「CBP00ST」となるので、エコノミークラスで予約した便が「YBP00ST」となっていない場合はエラーが発生していると考えられる。

■特典種別が「CBP00ST」(ビジネスクラス)になっている
特典種別が「CBP00ST」(ビジネスクラス)
※本来は全てエコノミークラス

ただし、旅程の中にビジネスクラスを含めた場合、システム上「往路」または「復路」の特典種別が全てビジネスクラス扱いになるため、エコノミークラスで予約した便が「CBP00ST」(ビジネスクラス扱い)となるのが正常なケースもあるので、この点は注意が必要。

不具合の影響を受けた(本来よりも必要となるマイル数が多い)状態で、既に発券済みの特典航空券に関してはANAのコールセンターに電話をした上で、必要となるマイル数の再計算&払い戻しが可能、また、コールセンターに電話して予約をする場合も、通常は発券手数料として税込2,160円(※日本発の場合)が必要となるものの、こちらの手数料が無料・なおかつ本来必要となるマイル数での予約が可能とのこと。

個人的に、不具合の影響を受ける旅程で特典航空券を発券しようとしており、ANAの不具合であることがわかるまでの間にけっこうな時間を要した(間違いが無いかの確認&ANAへの問合せ)ので、これからANA提携航空会社特典航空券の発券を検討している方は要注意。

ANAの提携航空会社特典航空券は、ビジネスクラスを複数含む旅程でも「片道ビジネス」の扱いにできるので、旅程次第では国際線の複数区間を「片道ビジネス」の扱いで予約することが可能。

国際線4区間が「片道ビジネスクラス」扱いとなる旅程の例などなどは以下エントリにて。
スターアライアンス特典航空券:ビジネスクラス4区間を「片道分」ANAマイルと交換する方法 | shimajiro@mobiler

ANA提携航空会社特典航空券に関する説明は以下にて。
概要│提携航空会社特典航空券│マイルを使う│ANAマイレージクラブ