LINEとスターバックスは、2018年12月に発表していた包括的な業務提携の詳細を発表。
スマートフォン上の「LINE」からスターバックス カードの発行に対応、発行したスターバックス カードはLINEの決済サービス「LINE Pay」からのチャージに対応するほか、原則として全店舗でLINE Pay決済に対応する。
■スターバックスコーヒー
LINEのプレスリリースは以下にて。
革新的でシームレスなデジタル体験をスターバックスとLINEで実現 | LINE Corporation | ニュース
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):水口 貴文、以下スターバックス)と、LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛、以下LINE)は、昨年12月に発表したデジタル領域におけるイノベーションの加速化を目的に包括的な業務提携における取り組み*1の詳細について、本日発表いたしましたので、お知らせいたします。
スターバックスのプレスリリースは以下にて。
プレスリリース(2019/04/08) | スターバックス コーヒー ジャパン
LINE上から発行したスターバックス カードは、LINE Payからの入金(チャージ)のほか、スターバックスの店舗レジでの入金にも対応。
スターバックスの会員プログラム「My Starbucks」でログインすると、既存のスターバックス カードからの残高移行なども可能。
■LINEからのスターバックス カード発行フロー
My Starbucksは以下にて。
(要:会員登録)
Starbucks Coffee Japan – スターバックス コーヒー ジャパン
なお、スターバックスカードへのチャージは、ドコモの「dカード」を使ってオンライン上でチャージすると、「dカード特約店」として100円で3ポイント(dポイント)が獲得できるほか、「ANAカード」(クレジットカード)でチャージすると100円=1マイルが付与されるなどの、クレジットカード経由でのチャージを行うとポイントやマイル獲得できる。基本的にはオンラインチャージの方が特典は手厚い。
LINE Payの導入は「原則」全店
今回発表された、スターバックス店舗での「LINE Pay」の導入が「原則として」全店になっている理由は、ショッピングモールなど、テナントとして出店している店舗などで「LINE Pay」非対応となる可能性があるため。
スタバとLINEの包括提携スタート LINEアプリから「スターバックスカード」発行可能に – ITmedia Mobile
「原則として」としているのは、ショッピングモールなど、テナントとして出店している店舗の一部が非対応となる可能性があるため。
テナント出店の場合、現金以外の支払いは出店先が用意した端末を用いなければならないことがある。このようなケースにおいて、端末で扱えない決済方法を利用するには出店先と交渉が必要となる。そのため、出店先によってはLINE Pay非対応となるかもしれない。
スターバックス店舗へのLINE Pay導入は、新宿駅(東京都)周辺および福岡県の10店舗で導入済みで、全店導入はは2020年夏が目処。
モバイルーダー&ペイに期待
東京都内のスターバックスは店舗内が混雑している時間帯も多く、お店に入って空席を探す→レジで注文待ち→注文&会計→注文した商品の受取待ちの一連の待ち時間が長く感じる機会が増えたこともあり、個人的には利用機会がかなり減ってしまった。
そんなわけで、2019年上期に導入予定とされている事前にスマートフォンで注文&決済できるサービスの導入に期待したいところ。
LINE内でスターバックスカードが発行可能に – ケータイ Watch
質疑応答で水口氏は、事前にアプリで注文し決済が可能なモバイルオーダーペイについて、独自のプラットフォームで今年の上期に導入することを明らかにした。