接触確認アプリ「COCOA」更新、接触検出の精度を適正化ほか

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厚生労働省は、新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性者との接触角にアプリ「COCOA」をバージョン1.1.3に更新。iOS向けに2020年9月8日より配信し、Android版についても近日中に公開を予定している。(Android版についても9月9日時点で更新版が配布されているのを確認済み)

新バージョンの「1.1.3」では、これまでアプリを利用して接触通知を受け取りした利用者からの報告で、想定しているよりも広い範囲で接触を通知していたり、本来は検知すべき接触が検知されていない疑いのある事例があったため、接触の検出精度を適正にするために、内部処理を改良しているとのこと。

厚生労働省によるお知らせは以下にて。

接触確認アプリ「COCOA」の修正版(iOS版「1.1.3」)の配布を開始しました|厚生労働省

本アプリは、スマートフォンのブルートゥース機能を使い、概ね1メートル以内の距離で15分以上の近接した状態にあった場合、接触として検知する可能性が高くなります。ただし、ブルートゥースの性質上、機種の性能や周辺環境等により、計測する距離や時間に差が生じるため、検出精度の向上を図るため、継続的な設定の見直しが必要なものです。

これまでに多くの方にご利用いただき、また、ご利用者の中で新型コロナウイルス感染症と診断された方には本アプリに陽性者としてご登録いただき、周囲にいた方への通知にご協力いただきました。ご利用者の皆様から様々な情報をお寄せいただく中で、端末の利用環境等により、想定しているよりも広範な接触が検知されているのではないか、あるいは本来検知すべき接触が検知されていないのではないか、という疑いのある事例もあり、改めて接触の検知の仕組みについて見直しを行って参りました。今回の修正版(1.1.3)による修正は、接触の検出精度の適正化を図るため、内部処理の改良を行ったものです。

実際にCOCOAアプリを通じて陽性者との接触通知を受け取った。という方の報告を見てみると「1m以内15分以上」よりも緩く(広く)接触通知が行われているように思える。という報告が多くあり、個人的にも接触通知を受け取った際にそう感じたので、このあたりが改善されていると良いなと。

なお、OS側で「陽性者との接触があった」(キーの一致があった)とされているにも関わらず、COCOA上では「接触がありませんでした」と表示される現象はバージョン1.1.3でも継続している。

ただし、これがOSまたはアプリの不具合なのか、あるいはバージョン1.1.3で実施した「接触の検出精度の適正化」による効果なのかは不明。

2020年9月9日(水)11:30時点のCOCOAのQ&Qには、iOSの設定画面に記録されたキーの一致と、アプリの表示に差異がある場合はメールで連絡を呼びかけている。
※「接触があった」旨を知らせる通知と、「アプリが正常に動作していることを知らせる」通知を混同しやすいので注意。

■接触確認アプリ(COCOA)に関するQ&A
200907_COCOA_QA.png
掲載元:接触確認アプリ利用者向けQ&A|厚生労働省

新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性者との接触を通知するシステム(Exposure Notification Express)は、iOS 13.7でOSに内包されたものの、日本国内で接触通知を受け取るためには「COCOA」が必要となるため、厚生労働省ではiOS 13.7への更新を行った後も、引き続き「COCOA」の利用および、まだ利用していない方には新規のダウンロードを推奨している。

Android版(Google Playから配信)のダウンロードは以下にて。
新型コロナウイルス接触確認アプリ (日本厚生労働省公式) – プレビュー版 – Google Play のアプリ

iOS版(App Storeから配信)のダウンロードは以下にて。
「新型コロナウイルス接触確認アプリ」をApp Storeで

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