WiMAX +5Gが「直近3日間15GB」の速度制限を変更、ドコモ・ソフトバンクと比較

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KDDIとUQコミュニケーションズは、5G対応のモバイル/ホームルーター向けに適用していた「直近3日間の通信量が15GBを超えると、翌日18時〜26時まで通信速度を最大1Mbps程度に制限」を2022年1月31日に廃止した。

UQコミュニケーションズのお知らせは以下にて。

WiMAX +5Gサービス ネットワーク混雑回避のための速度制限について|UQ WiMAX(ルーター)【公式】
WiMAX +5Gサービス ネットワーク混雑回避のための速度制限について|UQ WiMAX(ルーター)【公式】

2月1日からは「一定期間内に大量のデータ通信があった場合」に、「混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。」に変更している。

この変更を前向きに捉えると、”直近3日間の通信量が15GBを超えても一律の通信速度制限が適用されるわけではない”と、制限の緩和と受け取れる。

また、制限時の速度も一律で1Mbpsではなく、”制限する場合があります。”とされているので、制限下でも速度制限が緩い可能性が考えられる。

ただし、具体的なしきい値が公開されていた「直近3日間で15GBを超えると最大1Mbpsに制限」と比べると、具体的な容量などが明記されなくなったことで、実際に速度制限が適用されるのかされないのかを利用者自身で判断しにくくなった面もある。

■WiMAX +5G、通信速度制限を変更(2022年2月1日〜)

速度制限の内容 〜2022年1月31日 2022年2月1日〜
データ容量 直近3日間で15GB 一定期間内に大量のデータ通信
具体的なしきい値は非公開
制限時間 混雑する時間帯
(翌日18時〜26時)
混雑する時間帯
制限時速度 最大1Mbps程度 制限する場合がある

ドコモの「home 5G」、ソフトバンクの「SoftBank Air」と比較

ドコモの「home 5G」やソフトバンクの「SoftBank Air」の通信速度制限の内容は以下の通り。

■他社ルーターとの制限比較

提供会社 NTTドコモ KDDI/UQ ソフトバンク
料金プラン home 5G WiMAX +5Gなど Air 4G/5G 共通プラン
通信速度制限
対応ネットワーク ドコモの4G/5G WiMAX 2+(B41)
au 4G LTE(B1/B3以外)
au 5G(n78)
ソフトバンクの5G/4G
通信速度・容量制限 当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い場合、それ以外のユーザーと比べて遅くなる場合がある 一定期間内に大量のデータ通信があった場合、速度を制限する場合がある 夜間はサービス安定提供に伴う速度制限により、速度が低下する場合がある
通信容量制限 なし ■スタンダードモード:制限なし

■プラスエリアモード
UQ契約:月間15GB
au契約:月間30GB

なし

ドコモとソフトバンクは、これまでUQ/KDDIが設定していた「直近3日間で15GB」など、通信容量に基づく一律の速度制限は適用していなかった。

このため、UQ/KDDIが速度制限の内容を変更したことで、各社の速度制限に関するルールは似通ったルールが適用される。ただし、実際に速度制限を適用するかどうか、速度制限を適用する時間帯や、制限時の速度については、一律の内容が公開されていないためわかりにくくなったとも言える。

UQ WiMAXの公式オンラインストアは以下にて。

掲載している内容は公開時点の情報です。Webサイトやサービスの内容変更などにより、情報が古くなっている場合もありますので、ご注意ください。
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