東京都内でドコモ・バイクシェアによるシェアサイクルが提供中の区の面積、人口、ポート数を比較してみた。
■東京都内のドコモ・バイクシェアのポート
2022年4月18日時点で、都内でドコモ・バイクシェアが運営するシェアサイクルが提供されているのは、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区の計12区。
これらの区は、広域連携に対応しており、利用者から見れば1つのサービスとして利用できる。(長らく他区連携に非対応だった練馬区も、2022年4月より他区連携に対応した)
■都内のドコモ・バイクシェア提供区の面積、人口、ポート数
区名 | 面積(k㎡) | 人口 | ポート数 |
1㎢あたり ポート数 |
1ポートあたり 住民数 |
---|---|---|---|---|---|
千代田区 | 11.66 | 66,680 | 97 | 8.32 | 687 |
中央区 | 10.21 | 169,179 | 67 | 6.56 | 2,525 |
港区 | 20.37 | 260,486 | 143 | 7.02 | 1,822 |
新宿区 | 18.22 | 349,385 | 91 | 4.99 | 3,839 |
文京区 | 11.29 | 240,069 | 71 | 6.29 | 3,381 |
江東区 | 42.99 | 524,310 | 150 | 3.49 | 3,495 |
品川区 | 22.84 | 422,488 | 87 | 3.81 | 4,856 |
目黒区 | 14.67 | 288,088 | 49 | 3.34 | 5,879 |
大田区 | 61.86 | 748,081 | 113 | 1.83 | 6,620 |
渋谷区 | 15.11 | 243,883 | 60 | 3.97 | 4,065 |
中野区 | 15.59 | 344,880 | 31 | 1.99 | 11,125 |
杉並区 | 34.06 | 591,108 | 20 | 0.59 | 29,555 |
練馬区 | 48.02 | 752608 | 55 | 1.15 | 13,684 |
※ポート数は2022年4月1日時点。
面積ソース:全国都道府県市区町村別面積調
人口ソース:令和2年国勢調査 人口等基本集計結果概要
ドコモ・バイクシェアのシェアサイクルのポート数が最も多いのは江東区で、区内の150カ所にポートが設置されている。江東区は、都内で最も早くドコモ系のシェアサイクルがスタートした区であり、その分ポート数が多い。
次点は港区で、区内の143カ所にポートがある。港区は面積が約20㎢で江東区に比べると半分以下ながらも、ポートが多数設置されているため、ポート密度(ポート数/面積)のランキングでは、千代田区に次いで2位となる。
ポート数/面積で計算されるポートの密度は、千代田区、港区、中央区、文京区、新宿区の順で、上位ほど区内の面積に対するポート数が多く設置されている。反対に、ポート密度が最も低いのは、2022年2月にサービスを開始した杉並区。
ただし、この計算ではポートごとのラック数や、駐輪台数の制限については考慮していないので、小規模なポートが多数ある区が(実際よりも)有利な計算となるケースもある。
人口/ポート数で計算される、1ポートあたりの住民数は、住民数が最も少ない(サービスにアクセスしやすいと言える)のが千代田区で、港区、中央区、文京区、新宿区と続く。上位5位はポート密度と同じ区が並ぶものの、あくまでも区の在住者/ポート数の計算なので、区外からの通勤・通学によって日中人口が大きく増える(夜間に減る)などの事情は考慮していない。
ドコモ・バイクシェアによる東京自転車シェアリング広域ポートマップは以下にて。
東京・自転車シェアリング(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・江東区・品川区・目黒区・大田区・渋谷区・中野区・杉並区・練馬区)