Googleのドアベル「Google Nest Doorbell」を、賃貸住宅の玄関に、穴を開ける工事をせずに両面テープで設置してから1カ月が経つのでレビュー。
Google StoreでのGoogle Nest Doorbell販売ページは以下にて。
Google Nest Doorbell(Battery Type)- スマートドアベル
■前提条件
・賃貸住宅のため、玄関や建物に穴を開けるのは避けたい
→後述の両面テープで取り付けすることに。
■やりたいこと
・スマートフォンを持ち歩かない子どもが、鍵を忘れて外出した場合に、リモートでも解錠できるようにする(別途、遠隔解錠可能なスマートロックを導入済み)
→マンションのロビーはカギがかかっておらず、カギを忘れても家の玄関前までは帰ってこれる。
(賃貸住宅のため)玄関への取り付けは、玄関や建物の設備に穴を開けずに、強力タイプの両面テープをGoogle Nest Doorbellに貼りつけることで設置してみた。
テープでの取り付けには不安もあったけれど、思ったよりも安定しているし、設置から1カ月以上が経過した現時点で落下事故は起きていない。
ただし、外気温が大きく変動した時にどうなるのか?とか、Google Nest Doorbell自体をムリヤリ盗難される可能性はゼロではないので、その点は設置の手軽さとのトレードオフになる。
Google Nest Doorbellの設置に使ったテープは以下。Amazonで約700円。
1カ月連続稼働させた状態でバッテリー残量が36%となっているので、設定次第では1カ月半ぐらいバッテリーで連続動作させることも可能。ただしこれは、バッテリー持ちを重視した運用にしていることも理由の一つで、設定次第ではバッテリー持ちが短くなる点は留意。
■バッテリー使用量を減らす設定で運用
例えば、Google Nest Doorbellの設定で”動いたものすべて”を記録しようとすると、バッテリー消費が大きくなるので、アクティビティエリアを自宅の玄関前(ドア付近)に限定し、検出対象も人物と荷物のみに限定している。(Google Nest Doorbellの設定では、動物、車両、モーションの検知を有効にできる)
■モーション検知エリア・対象を限定
また、カメラの復帰感度を「低」に設定、動画の記録時間(1回あたりの最長時間)も短めに設定するなど、バッテリー消費を抑えた設定・運用にすれば、頻繁に充電する手間を省ける。
Google Nest Doorbellの導入にあたって、バッテリーがあまり持たないことを懸念していたけれど、(設定次第では)1カ月以上持つので、個人的には許容範囲。
有料サービスの「Google Nest Aware」に登録しないと、確認できる映像が直近3時間分に限られるのは少々残念なところ。
Nest Awareの人物識別については、Googleフォトのそれと比べて精度的にイマイチで、兄弟を誤識別することが多々あった。
もともとの設置目的から考えても、自分の用途ではそれほど重要ではないので、Nest Awareについては有料登録しないつもり。
Google Nest Doorbellの設置・運用から1カ月が経過した時点で、もともと想定していた「子どもが鍵を忘れて外出→家に入れない」系のトラブルは幸いなことに起きていない。
それでも、リモートワークなどなどで在宅中に宅配の荷物が届いた際に、スマートフォンやGoogle Nest Hubなどスマートディスプレイがあれば、離席せずに応対できるのは便利。(もともと、インターホンにはカメラが付いていなかったこともあり。)
ただし、「Google Nest Doorbell」はボタンを押してからスマートフォン、スマートディスプレイ側に通知されるまでに数秒(長くても10秒以内)の待ち時間が発生するため、玄関先で相手を待たせてしまう時間が通常のインターフォンと比べて長くなりそう。
Google StoreでのGoogle Nest Doorbell販売ページは以下にて。
Google Nest Doorbell(Battery Type)- スマートドアベル