5Gホームルーター「HR02」、前モデル「HR01」とスペック比較

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ドコモが2023年2月以降に発売予定の「home 5G HR02」を、前モデルの「home 5G HR01」とスペック比較。

■ドコモ「home 5G HR02」

■「home 5G HR02」と「home 5G HR01」のスペック比較

「home 5G HR02」と「home 5G HR01」は、モバイル回線側（5G/4G）の通信速度は理論値ベースで同じ。少々残念ながら、5Gのミリ波や5G SA（Stand Alone）には引き続き非対応となる。

前モデルと比較して強化されているのは主にLAN側の通信機能で、スマートフォンやPCなどと接続するWi-Fi側の通信速度が、前モデルの1201Mbpsから4倍の4804Mbpsへと高速化されている。

「home 5G HR02」では、MU-MIMO（マルチユーザーMIMO）や、OFDMAに対応することで、同時に多数のデバイスがぶら下がっている状態でも通信速度が低下しにくくなっている。

さらに、メッシュWi-Fi「Wi-Fi EasyMesh」に対応しており、対応するWi-Fiルーターを増設してメッシュWi-Fiを構築すると、Wi-Fiによる通信エリアを拡大できるので、一軒家で上の階（あるいは下の階）まで電波が届きにくいなどの課題を解決しやすい。

有線LANの通信速度は最大で1Gbps→2.5Gbpsに高速化しているほか、ポートも1ポートから2ポートに増加している。高速通信が必要なデバイスを2.5Gbps対応の有線LANポートに接続することで、高速な通信が利用できる。

5Gミリ波や5G SAなど、より高速な通信規格をサポートしていない点は少々残念ながら、ルーターの内側（LAN側）の機能が強化されているので、ドコモの4G/5Gネットワークが快適に利用できる環境であれば、固定回線代わりとなる快適な通信手段として使うことに期待ができそう。

ドコモの「home 5G」は、一定の通信量（3日10GBなど）に基づく通信速度制限は適用されない。

その代わりに、設置先としてドコモに届け出する住所以外での利用は制限されており、設置先以外では原則として通信ができない。
※自宅とすぐ近くの離れを移動するなど、短距離での移動であれば制限対象にならない可能性はある。

ただし、この制限は「home 5G」の通信サービスにおける制限であり、「home 5G」に対応するホームルーターを、「5Gギガホプレミア」や、ドコモ系のMVNOサービスなどで使用することは可能。

そうした需要を見越してか、中古ショップでも「home 5G」対応ルーターを販売する例は少数ながら見られる。

イオシスでの「home 5G HR01」の販売ページは以下にて。
docomo/home 5G HR01 Dark 商品一覧 – イオシス

「home 5G」対応の5Gホームルーターを単体購入する場合、SIMカードはドコモオンラインショップなどで別途契約するか、既に契約中のドコモ回線（およびドコモ系MVNO回線）のSIMカードと組み合わせて利用できる。