関西国際空港を拠点として『日本初の本格的LCC』をうたうPeachの国際線、関空 ⇒ 台北のMM21便に搭乗したので搭乗記。
偶然だけれど、前日28日より営業を開始した関西国際空港の第二ターミナルを利用する事が出来たので、第二ターミナルの様子を中心に。
■搭乗した飛行機
便名:MM 21
区間:関空(KIX) ⇒ 台湾(TPE)
日付:2012年10月29日(月)
機材:A320
区分:ハッピーピーチ (7,690円)
■関西国際空港 第二ターミナルを利用
■関西国際空港 第二ターミナル
ターミナル内の至るところに『100% LCC』という表記が見える。
関西国際空港の第二ターミナルは、搭乗日の前日の10/28(日)から運用を開始したばかりの新しいターミナルで、搭乗日の時点ではPeachのみが利用するターミナルとなっていた。
■第二ターミナル内のベンチ
第二ターミナル内にはベンチがあるので、ここで空港泊をする事も可能(実際にそうしている人もチラホラ)だけれど、空港泊をするのであれば、第一ターミナル内で営業しているKIXラウンジなどの施設を利用する方が快適と思う。(当然、その分有料にはなるけれど)
■第二ターミナルへのアクセスは、第一ターミナルから連絡用の無料バスを利用する
■第二ターミナルへのバス乗り場
第二ターミナルへの連絡用バスはホテル日航の1Fにあるローソンの脇から出発する。
第二ターミナルから少し移動する必要があるので、重い荷物を運んでいる時などは移動時間に注意。
バス乗り場については、PeachのWebサイトにも乗り場の案内がある。
関空第2ターミナルアクセス | Peach Aviation
■第二ターミナルへ向かうバス
バスでの移動時間は約5分程度だったけれど、乗り場が少し解りにくい事もあり、時間に余裕を持って行動する事をオススメ。
※PeachのWebサイト上ではバス移動が約10分となっているので、道路の混雑状態によっては10分かかる事があるのかも。
■自動チェックイン機でチェックインを行う
第二ターミナルに入ってすぐの場所にある自動チェックイン機でチェックインを行う。
PeachはWebチェックインに対応していないため、自動チェックイン機でのチェックインが必ず必要になるのは少々手間。というわけでWebチェックインには早めに対応してくれると嬉しいなぁ…。
PeachのWebサイトによると、国際線の場合チェックイン機でのチェックインは出発時刻の50分前まで受付可能/以降は搭乗不可となっているので、チェックインの手続時間に注意。
■バーコードをかざしてチェックイン手続
自動チェックイン機でのチェックインは、
・予約番号(英字&数字)を入力する
・予約完了時に送られてくるメールに記載されているバーコードの読み取り
上記のどちらかで手続が可能。
予約完了時に送られるメールを印刷しておいたので、こちらをかざしてバーコードを読み込みさせてチェックイン手続を行うと、搭乗券が発券された。
予約時に座席を指定していない場合、このタイミングで自動的に座席が割り振りされる。
ちなみに、Peachでは搭乗後の座席移動が禁止されていた(詳しくは後述)
■搭乗券はレシートタイプの薄い紙
■チェックイン手続&搭乗券の発券完了後、荷物検査を行う
荷物検査を終えるとすぐに出国審査場がある。
出国審査は自動化ゲート未設置のため、有人の窓口で行う必要がある。
とはいえ、今のところPeachの専用ターミナルとなっているので混雑して待つような事もそうそう無いだろうし、現時点だけでは有人の窓口だけでも問題は無いかなと(^ ^;
■出国審査を超えた後の施設
出国審査を終えて、搭乗を待つ間に利用する施設の様子。
両替所や免税店の他、軽食がとれるカフェなどが設置されているけれど、規模はそれほど大きく無いので、長時間過ごすには退屈しそう。とはいえ、荷物検査前の施設もそれほど充実してはいないのが難しいところ。
■携帯電話の電波が微妙だった
関西国際空港第二ターミナルの国際線で残念だったのは、ターミナル内の携帯電話の電波が微妙だった事。
上記の写真の状態としては、
docomo:Xiが入らず、FOMAの電波も弱い
KDDI:LTEが入らない(3Gは問題無い)
WiMAX:圏外
となっていた(^ ^;
そんな中、手持ちの端末の中で、唯一LTEを掴んだのはEMOBILEだった
■EMOBILE LTEが利用可能だった
関西国際空港の第二ターミナルは、営業を開始したばかりという事で、今後携帯電話の電波が良くなる事に期待したいところ。
■出発20分前に飛行機へ移動開始
出発の20分前ぐらいになると、飛行機への移動が開始された。
写真は機内への移動を待っている状態。
■ターミナルから搭乗便までは徒歩
ターミナルから搭乗便までは徒歩で移動。
関西国際空港の第二ターミナルはLCC専用のターミナルという事で、ボーディングブリッジが無いので、ここから出発する便を利用する場合、飛行機までは徒歩で移動になるものと思われる。
■MM 21便 外観
ターミナルから飛行機まで歩いた後、タラップを登って搭乗する。
■MM 21便 座席の様子
座席は3列 * 2の配列で、紫色と黒の2種類の座席がある。
座席の状態を見る限り、今回搭乗した便で使われている機材は真新しい航空機では無く、中古のものと思われる。
座席はやや狭いけれど、国際線ながら飛行時間が2時間程度なので、ガマンが出来る範囲だと思う。
■パーソナルTVなどは無し
パーソナルTVなどは無い。
とはいえ、フライト時間が2時間程度で、7時発のフライトなので時間帯的にはかなり眠く、飛行中の大半は寝ていた。
機内が極端に冷える事も無く、ブランケットなどが無くても寒い思いをする事はなかった。
■機材はA320-200
■機内販売でキーチェーンを購入してみた
Peachオリジナルのキーチェーンが、機内限定販売という事だったので購入してみた。値段は1,300円。
■この日の搭乗率は60%ぐらい
この日の搭乗率は60%ぐらいで、それなりに空席はあったのだけれど座席の移動は禁止されており、乗客が居る席と、いない席が、それぞれまとまったブロック状態になっていた。
少々不便だけれど、座席の移動が禁止されているのは、座席の指定が有料となっているからで、座席移動を自由にしてしまうと、有料にしている意味が薄れてしまうからなのかなと推測。
搭乗したMM 21便は定刻9:15に台湾(桃園国際空港)に到着予定で、この日は8:55頃に着陸した。
台湾の桃園国際空港に到着後、ターミナルまでの移動はボーディングブリッジで移動。
Peachは今回が初めての利用だったけれど、Webチェックインが出来ない事以外には大きな不満も無く満足。
今回は、大阪に行く用事があったので大阪からPeachを使って台北へのフライトを利用したけれど、機会があったらまたPeachのフライトを利用したいなと思えた。
関西国際空港の第二ターミナルの利用開始に合わせたセールなども行っており、今後も頑張って欲しいなと。
Peachは仁川、台北、香港に就航しており、国内に就航しているLCCの中では国際線が最も充実している事もあり、ぜひ首都圏にも就航して欲しいなぁ…。