ジェットスターがエアアジアと競合路線の運賃を値下げ/非競合路線は値上げ

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Aviationwireの記事で知った情報。

ジェットスターが、エアアジアと競合する中部線などの運賃を値下げし、反対にエアアジアと競合しない成田 ⇔ 鹿児島線などを値上げする運賃変更を発表している。

中部発着路線の最低運賃で比較すると、札幌線と福岡線はJJPが90円安い。一方、WAJと競合しない鹿児島線は旧運賃より900円値上げした

変更前後の運賃とLCCの運賃をまとめると以下。

■ジェットスターの変更内容&エアアジア、Peachの運賃

区間 ジェットスター
変更後
ジェットスター
変更前
エアアジア Peach
成田 ⇔ 新千歳 4,590円〜 4,790円〜 4,680円〜 なし
成田 ⇔ 福岡 4,990円〜 5,290円〜 5,080円〜 なし
成田 ⇔ 那覇 5,490円〜 5,690円〜 5,580円〜 なし
成田 ⇔ 関空 3,290円〜 なし なし
成田 ⇔ 大分 5,490円〜 4,290円〜 なし なし
成田 ⇔ 鹿児島 5,490円〜 4,590円〜 なし なし
関空 ⇔ 新千歳 4,590円〜 5,590円〜 なし 4,590円〜
関空 ⇔ 福岡 3,490円〜 3,890円〜 なし 3,590円〜
関空 ⇔ 沖縄 4,490円〜 4,590円〜 なし 4,590円〜
中部 ⇔ 新千歳 4,990円〜 5,090円〜 5,080円〜 なし
中部 ⇔ 福岡 4,090円〜 4,190円〜 4,180円〜 なし
中部 ⇔ 鹿児島 4,990円〜 4,090円〜 なし なし

※価格は2013年3月31日以降の価格
※背景色ピンクが最安価格。

ジェットスターは『最低価格保証』制度を提供しており、同一路線・同一時間帯にジェットスター便より安い航空券が購入可能な場合は『最低価格保証』を適用させ、該当の価格よりも更に10%値下げして販売しているため、通常の航空券代がエアアジアよりも10円安い事で、『エアアジアよりも安い』というイメージを広めるだけでなく、通常価格同士では最低価格保証の適用ができなくなり、最低価格保証を利用する事によるオペレータの対応コストの軽減&売上機会の損失を防ぐを可能にする。という狙いもあるのかも。

ジェットスターの最低価格保証については、以下エントリにて。
ジェットスター 最低価格保証で航空券を購入/他社価格から10%割引可能! | shimajiro@mobiler

今回の値上げで一番値上がりした路線は、成田 ⇔ 大分の 4,290円 ⇒ 5,490円で最低料金が1,200円/片道値上がりしている計算になる。

反対に、値下がり幅が一番大きい路線は、関空 ⇔ 新千歳の5,590円 ⇒ 4,590円で、こちらは1,000円/片道の値下げとなっている。

ジェットスターとエアアジアは、成田に次いで中部でも複数の同一路線(中部 ⇔ 新千歳/福岡)を就航しており、就航している区間の多くが重複している。という状況となっていて、個人的には面白味に欠けると思っていたけれど、こういった形で価格競争が発生するのは興味深いなと(^ ^)

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