ANAの特典航空券の利用ルールに関するメモ。
ANA 国際線の特典航空券に関する情報は以下。
ご利用条件│ANA国際線特典航空券│マイルを使う│ANAマイレージクラブ
ANAの国際線特典航空券の「途中降機および乗り換え」については以下の通り規定されている。
途中降機・乗り換え
途中降機(24時間を超える滞在)
日本発は、途中降機できません。
海外発の途中降機は、目的地以外に1回可能です。乗り換え
日本国内で往路・復路各2回まで可能です。
※目的地は乗り換えの回数には含みません。
※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回の乗り換えと数えます。
上記のルールを最大限活用すると、、、
「日本発」の場合は、目的地(海外都市)以外での途中降機が許可されていないため、国内線乗継は全て24時間以内に行う必要がある。
[パターン1 福岡発 – 台北往復(前後に国内都市往復)]
1.福岡 → 大阪 (大阪滞在は24時間以内)
2.大阪 → 東京 (東京滞在は24時間以内)
3.東京 → 台北 (台北滞在は24時間以上ok)
4.台北 → 東京 (東京滞在は24時間以内)
5.東京 → 沖縄 (沖縄滞在は24時間以内)
6.沖縄 → 福岡
※初出時より修正しましたm(_ _)m
[パターン2 宮古島発 – 台北往復]
1.宮古島 → 沖縄 (沖縄滞在は24時間以内)
2.那覇 → 東京 (東京滞在は24時間以内)
3.東京 → 台北 (台北滞在は24時間以上ok)
4.台北 → 東京 (東京滞在は24時間以内)
5.東京 → 沖縄 (沖縄滞在は24時間以内)
6.沖縄 → 宮古島
のような日程で予約が可能。
「海外発」の場合は、
[台北から東京経由で大阪&福岡 → 福岡から東京経由で台北へ]
1.台北 → 東京 (東京滞在は24時間以上ok)
2.東京 → 大阪 (大阪滞在は24時間以内)
3.大阪 → 福岡 (福岡滞在は24時間以上ok)
4.福岡 → 沖縄 (沖縄滞在は24時間以内)
5.沖縄 → 東京 (東京滞在は24時間以内)
6.東京 → 台北
のように、目的地(上記ケースでは福岡が目的地となる)の他に途中降機(24時間以上の滞在)可能な都市が1都市設定できるため、第1区間の台北 → 東京の他に、第3区間の東京 → 福岡の両都市で途中降機(24時間以上の滞在)が可能になる。
ANAの特典航空券でわかりにくいのは、
・「乗り換え」は日本国内で往路・復路各2回まで可能となっていながら、「どこまでが往路」なのかが予約画面の上ではハッキリしない。(システム上に「往路」「復路」「目的地」が表示はされない)
・「目的地」は滞在時間が24時間以内の場合でも、システム上は「目的地」となることがある。(人間的な感覚の「目的地」と一致しないことがある)
というあたり。
上記の「海外発」のケースでは福岡が目的地になるけれど、仮に福岡の滞在時間を24時間以内にして、往路に分類される東京&大阪の両方の都市で24時間以上滞在した場合でも、上記の旅程では福岡が目的地となる。
予約しようとしている特典航空券の旅程で、どこが「目的地」にあたるのかは、コールセンターに電話すれば教えてもらえるけれど、Webサイト上では往路/復路の分類および目的地がどの都市になるのかは表示されず、複数都市を跨ぐ日程で検索をしようとするとエラーになる(エラーの理由が明記されない)ため、少々使いづらい。
ANAのマイルと交換可能な特典航空券(ANA国際線特典航空券やANA提携航空会社特典航空券)は、乗継や途中降機をフル活用して、行きたい都市に行きたいタイミングで移動することができればかなり便利ではあるけれど、その一方で、ルールは少々複雑になっているのが悩ましいところ。
ANAのWebサイトは以下にて。
ANA|海外航空券 予約・空席照会・運賃照会・国際線