Googleは、日本語の公式Blog「Google Japan Blog」にて、Googleマップの経路検索結果に高速バスを使った場合の所要時間や運賃表示に対応。Googleによると対応するバス路線は全国224社の912路線が対象となっているとのこと。
Google Japan Blog: Google マップに高速バスを使ったルートが新たに登場
Google は、本日、日本全国 224 社の高速バス 912 路線の運行情報を新たに Google マップに追加しました。お使いいただくには、いつもどおり出発地点と目的地を設定するだけで、高速バスも含んだルートが表示されます。
ルート検索結果への高速バス路線の表示は、PCのWebブラウザからGoogleマップを利用する場合だけでなく、Android・iOS向けのGoogleマップアプリでも同様。ユーザは事前の設定などなどなしに、高速バスを含めたルート検索結果が確認できるようになる。
試しに「東京駅から名古屋駅」を試してみた結果は以下。新幹線などの検索結果の他に、JR東海バスの運行する東名スーパーライナーなどが検索結果に表示された。
■経路検索結果に高速バス路線が登場
また、単純に高速バスだけを利用する経路ではなく、A地点からB地点まで電車で移動、その後高速バスでB地点からC地点へ移動というような、複数の交通手段の組み合わせでの移動にも高速バスを含めた経路が表示されるようになっている。
Googleマップでの経路検索では、利用する電車やバス路線の時刻表の表示も可能になっているので、経路検索に表示された高速バスが頻繁に運行されているのか、そうでないのかをカンタンに確認することができる。
■高速バス路線の時刻表表示にも対応
なお、運賃に表示される金額はいわゆる「前割」などを適用しない、当日にチケットを購入した場合の金額が表示されている。
■東京→名古屋駅間のバス運賃が5,250円と表示される
JR東海バスのWebサイトで確認してみると、同路線の運賃は最安の「早割21」で2,400円/片道になるので、今後はバスの早割などの有無を含めて表示されるようになればより嬉しいところ。
■高速バス「東名スーパーライナー」の運賃(JR東海バス)
掲載元:【昼行】名古屋⇔東京|おすすめバス路線|JR東海バス
普段から使い慣れているルートであれば、新幹線・特急列車・高速バスなど複数の選択肢の所要時間や運賃をざっくりと把握していることもあるけれど、初めて行く場所へのルートを検索する際に、高速バスを含めた選択肢がカンタンに見つかるようになるのは個人的にはかなりありがたい。
※欲を言えば、Googleマップと連携した上で「このバスを予約」がカンタンにできるようになれば更に嬉しいけれど、そのあたりは今後の展開に期待ということで。