スピードテストとは乖離も、ITmediaがMVNO混雑時間帯の実力をYouTube動画再生でチェック

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ITmedia Mobileは、毎月定例で行っているMVNOサービスの通信速度測定にて、スピードテストアプリでの計測に加えて、混雑時間帯にYouTubeの動画再生がどれだけスムーズにできるか?および、実際の通信中の速度を表示するアプリケーション「通信速度モニター」で表示される通信速度の測定結果を公表。

ITmedia Mobileの記事全文は以下にて。
混雑時にYouTubeを快適に視聴できる格安SIMは? 12サービスを比較(4月編) (1/2) – ITmedia Mobile

スピードテストアプリによる通信速度の測定結果と実測値が乖離しているサービスとして、プラスワン・マーケティングの展開する「FREETEL」が、スピードテストアプリによる通信速度は高速な結果となった一方で、動画再生中の実効速度は0.2〜0.3Mbps前後にとどまり、3分間の動画再生が40秒ほどしか再生できなかったことが紹介されている。

一方、「FREETEL SIM」はスピードテストでは2.7Mbpsで速い方だが、動画は40秒ほどしか再生できず、通信速度モニターでも0.2~0.3Mbps台しか出なかった。スピードテストの結果と実際の快適さが乖離(かいり)した例といえる。

また、同じくFREETELの通信速度結果として、夕方時間帯のスピードテストアプリによる測定と、通信速度モニターで表示される通信速度に乖離があった。とされている。

FREETEL SIMは昼の不調から名誉挽回したが、スピードテストで16.91Mbpsだったのに対し、通信速度モニターでは1Mbpsにも満たず、2つの測定で大きな差が出ているのは気になるところだ。

ITmedia Mobile編集部による通信速度テストでは、スピードテストの結果とそれ以外の通信速度に乖離が見られたものの、プラスワン・マーケティングの増田代表は「速度計測アプリだけを速く見せかけるようなことは絶対にない。」と過去にコメントしている。

FREETEL発表会で通信速度について確認してきた | 幽玄会社中山商店

発表会後にFREETELの増田代表取締役に確認したところ「他社さん同様チューニングはしているが、特定のアプリや通信内容で通信速度制限をするといったことはしていない」とのことです。また速度計測アプリだけ規制をせず、速く見せかけるようなことも絶対にないそうです。

フリーテル「業界最速」は景品表示法違反、消費者庁から措置命令

フリーテルの通信速度に関しては、自社サイトにてアピールしていた「業界最速」が、合理的な根拠の無い優良誤認にあたると判断され、消費者庁より修正などを命じる措置命令が発令された。

消費者庁からの措置命令に関する詳細は以下エントリにて。

フリーテルの「業界最速」「シェアNo.1」は根拠の無い優良誤認、景品表示法違反で消費者庁が措置命令
消費者庁は、プラスワン・マーケティングが提供するMVNOサービス「FREETEL」(フリーテル)がWebサイトに掲載していた「業界最速」などの内容が、景品表示法違反に該当するとして措置命令を発令した。 消費者庁の措置命令内容については、詳細がPDFにて確認できる。 プラス...
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