「FUJI Wifi」を提供するレグルスは、同サービスを契約中のユーザーに対して、サービスを停止する可能性があることを明らかにした。
レグルスのお知らせは以下にて。
2021年5月ソフトバンク回線の一部の利用者におけるサービス停止の可能性について – FUJI-Wifi Official
同社のお知らせによると、サービス継続提供が困難になった理由は2つ。
1つめは、ソフトバンクより2021年5月から通信料を値上げする要請があり、ソフトバンクから提示された価格では現在のFUJI Wifiユーザーへ提供中のサービス価格を著しく上回る内容となっていること。
データ通信料の値上げ要請については3月1日時点で未解決で、優越的立場の濫用を主張し、弁護士を交えてソフトバンクへ抗議しているとのこと。
2つめは、レグルスが電気通信事業法に基づく代理店届けでを行っていないことなどを理由に、ソフトバンク側から契約解除する申し出があったことを明らかにしている。なお、本件は事実誤認であることを明らかにした上、解決済みとのこと。
前述のように、回線提供元との取引に問題があることを明らかにし、一部契約についてはサービス停止する可能性があり得ることを明らかにしている。なお、レグルスではソフトバンクが「サービスを事実上排除したいと考えざるを得ない」と、ソフトバンクの姿勢を批判している。
上記の経緯からも、弊社の保有する回線全てのサービスを事実上排除したいという意向を同社が有していると考えざるをえません。
「FUJI Wifi」と同様に、大容量のプランを格安料金で提供するサービスでは、2020年3月に「どんなときもWiFi」が一部キャリアからのSIMカード供給停止などの問題があった。(関連エントリ)
※「どんなときもWiFi」同様にソフトバンクとの取引で問題が発生したのかは不明。
レグルス(FUJI Wifi)のお知らせを見るに、回線提供元とのトラブルが穏便に解決するのかは不透明で、現在契約中の方はサービス提供条件の変更やサービスの提供終了の可能性に十分注意することをオススメ。