子どもが自分で冷蔵庫の中の食料や飲み物を取り出す年齢になってから、冷蔵庫の閉め忘れ(正確に言うと、バタンと強く締めてちゃんとしまっていない)事故が起きることが稀に良くあるので、スマートフォンと連携する温度計を設置してみた。
■冷蔵庫の中に温度計を設置(SwitchBot温度計)
冷蔵庫の自体にも開けっぱなしをアラートする機能はあるけれど、本体のアラートでは、「強く閉めた反動で、ドアが微妙に開いた状態」は検出されないが困りどころ。
解決策として、冷蔵庫のドアを開くとアラートがなるタイプの製品(戸締まり忘れ防止や防犯目的の製品)の導入も考えたけれど、子どもが寝静まっている深夜・早朝に冷蔵庫を開けたり閉めたりすることを考えると、ドアの開閉の都度音が鳴るのは避けたいのと、そもそも”ドアの開閉をトリガーにする製品群では、期待通りに検知できない”ことが解決できない。
そこで、
・冷蔵庫内の温度上昇を検知できること(通常利用でも温度上昇を通知するけど、それは許容範囲とする)
・スマートフォン(や、スマートホーム)に通知できること
を満たす解決策として思いついたのが、スマートフォンと連携する温湿度計を、冷蔵庫内に設置する方法。
SwitchBotに限らず、スマートフォンと連携できる温度計は温度が一定以上になったらスマートフォンに通知ができる。また、温度計の温度が設定した値になったのをスマートフォンに通知するだけならばハブは不要。(温度計 + スマホだけで実現できる)
ハブがあると外出先でも冷蔵庫の温度上昇の通知を受け取りできるので、子どもが留守番している最中に冷蔵庫を開けっぱなし…的な事故を防ぎやすいかも。(ただし、温度上昇の通知をもとに、在宅している子どもに連絡する手段は何らか必要)
もともと、SwitchBotの温湿度計などはいくつか部屋に設置していたので、余っていた温湿度計を冷蔵庫内に設置することに。
SwitchBotの製品仕様によると、測定範囲の下限はマイナス20℃とのことで、一般家庭の冷蔵庫であれば温度面での問題は無さそう。
■製品仕様
ただし、電源となる乾電池については、一般の乾電池の動作環境として推奨される温度を下回り、電池の消耗が激しくなる可能性が高いので、冷蔵庫内でもなるべく温度が高い場所に設置する工夫なり、寒冷な環境でも正常に動作する電池を選ぶのが良さそう。
SwitchBot温湿度計には「温度が急上昇したら通知」のような設定が無かったので、ひとまず決め打ちで10℃以上になったら通知するように設定。
■アラート設定(10℃以上で通知)
■温度計が10℃以上になるとスマホに通知
今回は取り急ぎ「設置してみた」というお話。運用してみて不都合(とか、実際に設定しておいて助かったとか)などがあれば別途エントリにてお知らせの予定。
なお、冒頭で紹介したように「ドアを強く閉めすぎた反動で開く、微妙な閉め忘れ」ではない閉め忘れを防ぐには、ドアセンサーの方が良さそう。
「SwitchBot温湿度計」の製品ページは以下にて。
SwitchBot(スイッチボット)温湿度計|温度・湿度を適切に管理