東京都港区は、区立小学校に通う全児童を対象に、GPS機能つきの見守り端末を無償貸与する方針。
貸与開始は2025年8月予定で、本体代金および通信費については区の負担となり、端末紛失や故意による故障を除いて、原則として保護者負担は発生しない。
■港区の発表内容
掲載元:https://www.city.minato.tokyo.jp/houdou/kuse/koho/houdouhappyou/documents/0131pp10.pdf
機能としては、リアルタイムの位置情報確認や、事前に登録する地点への発着をプッシュ通知で知らせる機能、移動履歴の確認および、緊急ボタンが押された際のプッシュ通知など。
機能要件を見るに、モバイルネットワークに対応するみまもりデバイスを無償で貸与するものと思われる。同種のみまもりデバイスの料金・価格水準は本体代金が3,000円〜5,000円前後、月額料金が500円前後。
個人的には、ソフトバンク系の「どこかなGPS2」を契約して使っているけれど、機能の割に月額料金が安くはないなと思っていて、複数の子どもや車両などに設置するとランニングコストがそれなりに割高になるのが悩みどころ。
港区の事業区分としては、防犯ブザーの無償貸与などの防犯啓発・緊急情報配信事業のアップデートとして実施される。
港区の公開するデータによると、港区の区立小学校の児童数は約10,000人。
その他、港区の令和7年度予算案の記者発表については以下にて。
港区ホームページ/令和7年1月31日(金曜)開催 令和7年度予算案記者発表