eSIM版「Japan SIM」、日本人が使う場合の注意点

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KDDIは、2025年8月28日より「povo 2.0」の「Japan SIM」のオンライン提供を開始した。

「povo 2.0」の「Japan SIM」は以下にて。
Japan SIM | povo2.0

「Japan SIM」は、本人確認用のID(パスポートなど)の提示不要で、支払い用のクレジットカードと認証用コードが受取できる電話番号を持っていれば、サービスを登録できる訪日客向けのサービス。留学や駐在などの理由で海外に在住している日本人でも利用できる。

ただし、認証用コードを受け取りできる電話番号は約20の国・地域に限定されており、これらの国の電話番号を持っていないと「Japan SIM」に登録ができない。

また、1つの電話番号に対して登録できる「Japan SIM」は1つに制限されるため、(海外の)電話番号1つで家族の分をまとめて登録できないなどの制限がある。

具体的には、日本人の留学生や駐在員が多い国では、中国やブラジルなどが含まれていないため、これらの国(の通信事業者)の電話番号では「Japan SIM」の認証用コードが受取できない。

■「Japan SIM」認証用コードの受取ができる国・地域
・アメリカ合衆国(アラスカ州およびハワイ州を含む)
・カナダ
・メキシコ
・大韓民国
・タイ
・フィリピン
・ベトナム
・香港
・台湾
・インドネシア
・マレーシア
・オーストラリア
・シンガポール
・インド
・ドイツ
・フランス
・英国および北アイルランド
・イタリア
・スペイン
・オランダ

また、音声通話には非対応なため、「Japan eSIM」回線から音声通話を発信することや着信することはできない。友人や知人などの連絡は、SNSやVoIPアプリなどを使えば問題ないケースが多いと思われるけれど、国内の電話番号(090/080/070など)を使った音声通話には利用できない。

また、各種トッピングの有効期間は「○月×日からの7日間」のような事前予約式ではなく、購入完了時点から有効期間がカウントされる。日本到着までの移動時間が短い場合は大きな問題にならないけれど、現地出発から日本到着までの時間が長い場合には特に注意。
→例えば、トッピング購入から24時間かけて日本に到着する場合、24時間分の有効期限は無駄になってしまう。

アカウントの有効期限は90日間で、延長は不可。「海外へ1年以上滞在し、その期間ちょくちょく日本に帰国する」というような場合、ずっと同じアカウントで「Japan SIM」を使い続けることはできない。
→基本料金を抑えつつ、ちょくちょく帰国する際の通信手段を入手したい。という場合には通常版の「povo2.0」を契約する方がベター。

通常版の「povo2.0」では、本人確認が必要となるものの、音声通話を含めてサービスが利用可能かつ、有効期間も「最後にトッピングを購入してから180日間」と長期間。

通常版の「povo 2.0」のWebサイトは以下にて。
【公式】povo2.0 | 基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0

掲載している内容は公開時点の情報です。Webサイトやサービスの内容変更などにより、情報が古くなっている場合もありますので、ご注意ください。
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