WILLCOM向けに提供が開始された『WiFiSnap』は、ソフトウェアで端末をルーター化するわけで、理論的にはルーター化するソフトウェアによってオーバーヘッドが発生して回線速度が落ちるはずなんだけど、それがどのくらい影響があるのだろう?
と思ったのをきっかけに、自宅(東京・杉並区)で回線をスピードテストしてみた。
計測に使ったPCはEeePC S101(メモリ2GB増設済み)
以下、計測した回線を簡単に紹介。
- イー・モバイルADSL
- UQ WiMAX
- S21HT(BT-DUN)
- S21HT(WM WiFiRouter)
- WS011SH(USB接続、プロバイダはDION)
- WS011SH(WiFiSnap、プロバイダはPRIN)
今は新規受付を終了してしまったプラン、イー・モバイルのADSL『無期限セット割』によって、タイプ2にも関わらず毎月1,500円で使えるお得な我が家の回線。
今回計測してみて、思いのほか速度が出ていた事に驚いた(^ ^)
無料にて商用サービス前の段階である、UQ WiMAX。エリア内の自宅では電波が1本。
『つながれば早い』のは解っているんだけど、エリア内であったとしても、建物内で繋がりにくかったりとちょっと使いづらいのも事実。
今回の結果としては、電波が1本という環境が災いしてか、下りは平均2Mbpsを記録するも上りの結果は散々な事に。
Touch DiamondをBT-DUNで接続。
BT-DUNは、端末側でBluetoothを待受状態にしておくと、PC側から接続操作を行うのみで接続できるので、端末をバッグの中に入れておいても利用できるのが便利。
iPodtouchやE71の回線として普段から使っているWM WiFiRouterでの接続。
無線LAN + 3G回線での通信はBluetoothよりも消費電力が激しいものの、無線LAN対応機種であればほとんどの機種で繋がるのがWiFiRouterの魅力。
GWキャンペーンにてゲットした、新つなぎ放題回線でスピードテストを実施。プロバイダはDION(au one)
リリースされたばかりのWiFiSnapを使って無線LAN経由で接続した場合にどの程度速度が出るのか?チェック。
個別の計測結果を比較するとこんな感じ。。
■イー・モバイルADSLとUQ WiMAXの比較
イー・モバイルADSLは案外速度が出ている。
UQ WiMAXの下りは2.5Mbps前後で安定。しかし上りは100kbps以下と、極めて悪い結果に。UQ WiMAXは電波状況が良ければもっと速度が出るんだろうけれども、建物の中では厳しい結果になることもある。という事がご理解頂けるかと思う。
■S21HTのBT-DUNとWiFiRouterの比較
下りはWiFiRouterの方が早い結果になったけれど、上りについてはほとんど同じという結果に。やはりBluetoothはBluetoothの通信速度がボトルネックになっているようだ。
■WS011SHのUSB接続とWiFiSnapの比較
下りについてはUSB接続の方が早く、上りについてはWiFiSnapの方が早い結果に。
というかUSB接続時ののぼりが滅茶苦茶遅いんだけどどうしてだろう???
特にビックリするような結果は無かったものの、(強いて言うならUQ WiMAXの上りが激しく遅かった事)色々と参考になる結果が得られて良かった(^ ^;