STREAM XのMNP契約はSoftBank以外からの転入が安い

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EMOBILE LTEに対応した初のスマートフォンとなる『STREAM X(GL07S)』が発表され、3/7より発売予定となっている。

イー・モバイルのブランドで携帯電話事業を行っているイー・アクセスは、ソフトバンクに買収されているため、LTE対応のスマートフォンを提供する事による、グループ内での競合をどうするのか?が気になっていたけれど、その答えの一つがSTREAM Xの販売価格に現れていた。

■STREAM Xの販売価格
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■MNP転出元キャリアによって販売価格が異なる
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docomo、auからの場合:42,000円
SoftBankからの場合:66,000円

となっており、転出元のキャリアによって端末価格が24,000円異なる価格設定となっている。

MNP契約で端末代の割引や、通信料の割引などはよく行われているけれど、MNP転出元のキャリアによって、販売価格が異なる。という販売方法は知っている限りは初めてで、『そんな方法をとる事があるのか!』と、ハっと気付かされた。

『ソフトバンクグループ外から新規でユーザを獲得する』という目的を達成するための手段としては理解できるけれど、STREAM XをMNPで購入しようと思っていたソフトバンクモバイルのユーザにとっては、単純にソフトバンクグループの都合によって販売価格が高く設定されており、ユーザとしてはデメリット以外のなにものでもないのは残念。

いちおう、SoftBank ⇒ docomo/au ⇒ EMOBILEと、MNPを繰り返す事でdocomo/auからのMNPの扱いにすることは可能だけれど…、それでも手間とMNP転出の手数料と新規契約時の手数料が発生するので、そこまでしてSoftBankからEMOBILEへMNP転入するユーザは少ないのではと思う。

EMOBILEはもともと、主力製品としてPocket WiFiシリーズの製品を販売しており、LTE対応のスマートフォンはSTREAM Xが初めてになるけれど、STREAM Xの価格設定をみる限り、基本的にはグループとしての利益を最大化する方向に強くシフトしていくのかなと思われる。
※その結果、docomo/auを使っているユーザ向けの還元が手厚くなる。という事になったら面白いけれど…

ソフトバンクのイー・アクセス買収会見では『シナジー』という言葉が多用されていたけれど、合併による『シナジー』よりも先にユーザとしてはグループの都合によるデメリットが明らかになったのは少々残念。

直近で一番大きな『シナジー』と言える、SoftBankのiPhone 5でEMOBILE LTEのネットワークが利用可能になるタイミングは2013年春の予定という事で、近々何らかの動きがある事も考えられるけれど、既存のEMOBILE LTEのユーザにとってはEMOBILE LTEのネットワークに接続する利用者が増える = 通信速度が遅くなる。

という影響はあるけれど、EMOBILE LTEユーザがiPhone 5を購入する際の優遇なども今のところ発表されておらず、既存のEMOIBLE LTEユーザにとってのメリットは見えないのが寂しいところ。