乾電池1本で動作する非常用携帯電話『SpareOne』3G対応版で日本向け発売の可能性も

台北で開催されているComputex 2014にて、乾電池1本で動作する非常用携帯電話『SpareOne』が展示されていた。

SpareOneの公式Webサイトは以下。
SpareOne Emergency Phone

■乾電池1本で動作する非常用携帯電話『SpareOne』
乾電池1本で動作する非常用携帯電話SpareOne

■背面は赤
背面は赤

Spare Oneは乾電池1本で動作するGSM専用の非常用携帯電話で、バッテリにはEnergizerブランドの『AAバッテリ』が1本使用されている。電源OFFの状態で約20年間利用可能であり、待受時間は2週間前後、連続通話時間は10時間となっている。

対応するネットワーク方式はGSMのみで、900/1800MHz版と850/1900MHz版の二種類が同社のWebサイトにて販売されている。

SpareOne Plus Emergency Phone
SpareOne Plus Emergency Phone

端末を見てわかる通り、ディスプレイすら搭載されていない非常に機能が絞られた端末だけれど、LEDライト(7秒長押しするとモールス信号でSOSを発光)や、GPSを使った位置情報検索などに対応している。
また、非常用電話としてのみ使われることを想定しているため、通常時はSIMカードを使わずに収納しておくためのスロットも、本体裏面に用意されているのも面白い。

■SIMカード収納用のスロット
SIMカードを収納するためのスロットがある

Computexでの展示を見た後に知ったけれど、SpareOneは2013年8月より日本で発売される(GSM対応のみ)ことが発表されているものの、2014年6月時点ではオーセラス社による販売が確認できていないので、国内での購入方法は不明。

3Gモデルも開発中:オーセラス、乾電池1本で動くGSMケータイ「SpareOne」を8月に発売 – ITmedia Mobile

オーセラスジャパンは7月10日、単三乾電池1本で駆動する海外用携帯電話「SpareOne」の国内販売を発表した。GSM対応のため日本では使えないが、W-CDMA/CDMA2000対応モデルを開発中だという。

展示会のスタッフによると『3Gモデルを開発中』とのことで、3G対応モデルが日本のキャリアから発売される可能性もあるのかも。
⇒展示会スタッフによると、日本での販売についてはソフトバンクと交渉中。とは言っていたけれど発売に関する具体的な可能性にちうては不明。

『緊急時に使う携帯電話』で思い出したのは、ネパール政府が、一人で登山をする観光客に対して無料のSIMカードを提供する計画があるという情報。

ネパールで登山客向けに無料でSIMカード提供 – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

ネパール政府は、同国を1人で訪れる登山家やトレッカーに対して、無料のSIMカードを提供する計画がある。ここ数年、外国からの登山客やツーリストが遭難したり、事件に巻き込まれたことから計画されたもの。ネパール国への年間旅行客80万人のうち、14%は登山やハイキングをする人々である。また年間3万人もの登山客が1人でネパールを訪問して、登山やハイキングをしている。

『LTEを用いた高速な通信サービス』とは完全にベクトルが異なるけれど、非常時用の携帯電話は、アクシデントが発生した際に心強い通信手段となりそう。