WiMAX 2+に対応するモバイルWi-Fiルータ、Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11(NECアクセステクニカ製)が発表されたので、Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14(Huawei)とのスペック比較。
WiMAX 2+対応ルータ NAD11とHWD14のスペック比較
型番 | Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11 | Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14 |
---|---|---|
メーカー | NECアクセステクニカ | Huawei |
発売日 | 2014年6月20日 | 2013年10月31日 |
実売価格 |
NAD11単体:2,800円 クレードルセット:4,800円 ※UQオンラインショップの販売価格/二年契約時 |
800円 ※UQオンラインショップの販売価格/二年契約時 |
ネットワーク&通信速度 |
■WiMAX 2+ 下り最大 110Mbps 上り最大 10Mbps
■WiMAX |
■au 4G LTE 下り最大 75Mbps 上り最大 25Mbps
■WiMAX 2+
■WiMAX |
WiMAXハイパワー | ○ | ☓ |
Wi-Fi通信 |
IEEE802.11ac/11n/11a (5GHz) IEEE802.11n/11g/11b (2.4GHz) ※LAN側も5GHz利用可能 |
IEEE802.11b/g/n (LAN) IEEE802.11a/b/g/n (WAN) |
バッテリ容量 |
2,100mAh 取り外し可能 |
3,000mAh 取り外し不可 |
連続通信時間 |
WiMAX 2+接続時:約420分 WiMAX接続時:約630分 |
4G LTE接続時:約550分 WiMAX 2+接続時:約540分 WiMAX接続時:約570分 |
連続待受時間 |
休止状態:約500時間 ※リモート起動有効時は300時間 ウェイティング:約30時間 |
ECOモード:約950時間 [クイックアクセスモード] 約27時間(WiMAX 2+) 約29時間(WiMAX) 約31時間(4G LTE) |
最大同時接続数 | 10台 | 10台 |
USB接続 | Windows/Macに対応 | Windows/Macに対応 |
端末サイズ |
幅 109mm 高さ 65mm 厚さ 8.2mm |
幅 62mm 高さ 100mm 厚さ 15.5mm |
重さ | 約81g | 約140g |
クレードル対応 | ○ | ☓ |
リモート起動 |
○ ※Bluetoothを利用/専用アプリケーションからの連携起動 |
☓ |
両モデルのスペックを比較してみると、単純にどちらが良い/悪いではなくてNAD11は、従来よりNECアクセステクニカがWiMAX向けのルータで提供してきた、WiMAXハイパワー対応、クレードル連携への対応、Bluetoothを使ったリモート起動などに対応しており、従来端末からのバージョンアップ(WiMAX 2+への対応)である点を強く感じる。
NAD11はauの4G LTEには非対応となっており、WiAMX(およびWiMAX 2+)と比べて広いエリアでの利用はできない。ただし、ハイスピードプラスエリアモードに非対応となることで『7GB/月までの通信量制限』を気にする必要が無くなるなど『WiMAXルータ』として考えた場合、HWD14と比べて非常にシンプルな仕様と言える。
NAD11は下り最大220Mbpsには非対応となっているので、スペック的な面での通信速度はドコモのモバイルWi-Fiルータ(下り最大150Mbps)に劣るものの、WiMAXサービスの最大の特長である『通信量無制限』についてはWiMAX 2+でも『契約から二年間』は守られているため、通信量制限を心配無く利用できる点は嬉しい。
本体サイズも厚さ8.2mmと非常に薄型化されており、HWD14と比べると約半分。重さの81gは、WM3800Rの80gとほぼ変わらない端末サイズが実現されている。更に、連続通信時間もWM3800Rの『パワーセーブモード』を有効にした際の10時間よりも長い630分(10.5時間)と、連続通信時間が延長している。
というわけで、NAD11は『WiMAXルータからの乗り換え』で使ってほとんど不便を感じることが無いスペックと言える(端末追加オプションなどはサービスとして非対応)ので、初代のWiMAXサービスユーザが乗り換える端末としてオススメしたい一台。
6月20日の販売開始に合わせて、MVNOでもキャンペーンが開始されていくと思うけれど、現時点でのオススメはクレードルセットで端末代が1円&14,000円のキャッシュバックを行っている@nifty WiMAXのキャンペーン。
@nifty WiMAXのキャンペーンは以下より。